健保ニュース
健保ニュース 2026年10月中旬号
DX審査支払機構が発足
樽見理事長 DX推進の中核担う
より良い医療の実現を目指す
医療情報基盤・診療報酬審査支払機構(樽見英樹理事長)は1日、社会保険診療報酬支払基金からの改組に伴い、発足式を東京・豊洲の本部で行った。
冒頭にあいさつした樽見理事長は、これまで審査支払業務を通じて培ってきた信頼と経験を土台に「我が国における医療DXを推進するための中心的な役割を果たしていく」と述べ、より良い医療の実現に向け一層の取り組みを進めると意気込みを示した。
また、DX審査支払機構が担う業務と役割を説明した。
支払基金が診療報酬などの審査支払業務を中心に担ってきたことに対し、DX審査支払機構はPMH(自治体が保有する住民の医療費助成などの資格情報をオンラインで確認できる仕組み)の体制整備や、8年度の冬に運用開始を予定している電子カルテ情報共有サービスのシステム管理など、より医療DXと関連した業務に幅広く取り組むことになると紹介した。
また、昨年成立した改正医療法により、DX審査支払機構は厚労相が定めた医療情報化推進方針に基づき、中期計画と年度計画を策定することになったことに触れ、これらの計画に基づき着実に取り組みを進めると述べた。
樽見理事長に続き、来賓として参加した上野厚労相、古川デジタル相、日本医師会の松本吉郎会長、日本歯科医師会の高橋英登会長、日本薬剤師会の岩月進会長、健保連の鈴木伸弥会長、国保中央会の大西秀人会長(原勝則理事長が代読)があいさつした。<樽見理事長のあいさつの要旨は次の通り。>
本日は、上野厚労相、古川デジタル相をはじめ、これまで支援を賜ってきた関係者に出席をいただき、発足式を挙行できることを大変嬉しく思う。
昭和23年の支払基金の発足以来、多くの方々に支えていただきながら、私どもは審査支払業務を通じて培ってきた信頼の上に、各種財政調整事業、オンライン資格確認などのシステム事業を積み重ねてきた。本日、その積み重ねを土台とし、我が国における医療DXを推進するための中心的役割を果たすべき組織として主導することになった。
我が国のより良い医療の実現に向けて、 職員一同、本日からより一層の取り組みを進めていく。関係者のご理解とご支援をお願い申し上げ、私のあいさつとさせていただく。