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イキイキごはん

季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士・調理師・ティーコーディネーターの楠本 薫先生がご紹介します。

今日もいきいき!旬ごはん vol.46

郷土料理の治部煮をヘルシーにいただく

治部煮は石川県の郷土料理で、おもてなしの席で振る舞われます。本来は鴨肉を使いますが、年末年始はごちそう続きなので、今回はヘルシーな豚ヒレ肉で作りました。

治部煮は肉に片栗粉をまぶして煮込んだ、とろみのある食感が特徴です。豚ヒレ肉は脂肪が少ない分、煮込み過ぎると硬くなりやすいので、厚みと煮込み時間に注意しましょう。また豚ヒレ肉と車麩、焼き豆腐は、たんぱく質を多く含む食材。高たんぱく低脂肪な料理としてもおすすめです。

ホウレン草は下ゆでが、えぐ味を除き、鮮やかな色を保つポイント。煮汁を煮立てたら順番に具を入れて、ほどよい火の通し加減で仕上げましょう。

煮豆のてんぷらは、金時豆の甘い味わい。スダチを絞ると、爽やかな甘酸っぱい味も楽しめます。金時豆は炭水化物、大豆は脂質・たんぱく質が主成分なので、この2種類を使うことで三大栄養素が一度に取れます。それらをエネルギーに変えるビタミンB群も含んだ、効率の良いレシピです。

1人分242kcal、塩分2.1g

豚ヒレ肉ブロック  160g
片栗粉 適量
シイタケ  2個
ニンジン 40g
車麩 2個
焼き豆腐 1/2丁
ホウレン草  50g
〈煮汁〉
だし 300㏄
薄口しょうゆ 大さじ1と1/2
みりん 大さじ3
塩 少々

ワサビ 少々
  • 豚ヒレ肉は1cm幅に切り、片栗粉を全体にまぶして余分な粉ははたいて落とす。
  • シイタケは石づきを取り、笠に十文字の切り込みを入れる。ニンジンは皮をむいて5mm幅の輪切りに、焼き豆腐は4等分に切る。
  • 車麩は水に浸けてやわらかくなるまで戻し、軽く絞って1つを3~4等分に切る。
  • 沸騰したお湯に塩1つまみ(分量外)を入れ、ホウレン草を下ゆでして、根を落として4cmの長さに切る。
  • 鍋に〈煮汁〉の材料を全て入れて強火にかける。煮立ったら、豚ヒレ肉、ニンジンを入れて中火弱でふたをして4分煮る。続いてシイタケ、車麩、焼き豆腐を加え、さらに4分煮る。ホウレン草を加え、1分程度煮る。
  • 器に盛り付け、上にワサビを添える。
POINT
車麩も昔から石川県で食べられている食材で、もっちりとした食感が特徴。水で戻したら、しっとり感が残る程度に軽く絞りましょう。

1人分278kcal、塩分0.9g

金時豆(市販煮豆) 60g
大豆(市販煮豆) 25g
塩 少々
スダチ 1/2個
揚げ油 適量
〈衣〉
てんぷら粉  50g
水 75㏄
  • ボウルに煮豆を全て入れ、半量程度を適度につぶし、4等分して小判型にする。
  • てんぷら粉をボウルに入れ、水を加えて混ぜる。
  • 170℃に予熱した油で、1つずつ衣をつけて2分程度揚げる。
    うっすらきつね色になったら取り出し、油を切り、熱いうちに軽く塩を振りかける。

楠本 薫

楠本 薫(管理栄養士・調理師・ティーコーディネーター)

2003年より兵庫県西宮市甲東園で料理教室CookingCafé(クッキングカフェ)を主宰。
専門学校などで栄養学・食品学などの非常勤講師も務める。
教室では味噌・こんにゃくなど食品加工から、家庭料理、各国料理、お菓子まで、家庭で気軽に作れるレシピを心掛け、幅広い内容で教室を開催している。
イギリスの文化が好きで、中でも紅茶・紅茶に合うお菓子作りに深く興味を持つ。教室立ち上げ当初より紅茶教室も開講してきたが、2021年よりTea Mitten(ティーミトン)というスコーン中心の焼き菓子販売のお店を立ち上げ、通信販売も始めている。

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