健康コラム

かしこい患者になろう〜患者の悩み相談室〜 By COML vol.51

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ「COML(コムル)」が、読者からの電話医療相談に丁寧に答えていきます。

【相談担当】
NPO法人ささえあい医療人権センター
COML(コムル) 山口 育子

明らかな医療ミスに対する医師の対応に不満

相 談私(45歳・女性)は生理痛と更年期の症状で婦人科クリニックに通院しています。昨日は2週間前に受けた血液検査の結果説明でした。そのときに「検査で膣(ちつ)の分泌物からカンジダ菌が出ている」と言われ、カンジダの治療のための薬を膣内に挿入されました。

受診を終えて買い物をしているときに婦人科クリニックから電話がかかってきました。電話は院長からで「先ほど入れた膣錠はほかの患者さんのものでした」と言われたのです。何を言っているのだろうと思ったら、今度は「先ほど渡した検査結果の用紙ですが、名前が〇〇さんになっていませんか?」と言われました。見ると、確かに〇〇という別の人の名前が書いてありました。それでようやく別の患者の結果に基づいて私に膣錠を入れたのだと分かり、「私はカンジダではないということですか?」と聞くと、そうだと言われました。そして「膣錠は無害ですが、気持ちが悪ければ出します」と言われ、「次回の受診日に医療費はお返しします。その際〇〇さんの報告書も持ってきてください」と言われました。

その後、あんな回りくどい言い方で、謝罪の一言もない医師の態度に納得できず、昨夜は一睡もできませんでした。膣錠は6日間効果を発揮すると聞いていたので、やはり処置して出してもらいたくなってきました。

回 答山口育子(COML)

明らかなクリニックのミスなので、本来非を認めてわびるのが当然の対応だと思います。

電話のときには「無害なら出さなくていい」と返事したそうですが、一晩経って気持ちが変わることは当然あります。そこで、まずは電話でその旨伝え、何時なら対応してもらえるかを確認してはどうかとお伝えしました。

そしてそれ以外に納得いかない気持ちを少しでも解消するためにどうしたいか相談者に確認したところ「なぜこのような間違いが起きたのか」「〇〇さんにはどのように説明するのか」を知りたいということだったので、それは直接院長に伝え、説明を求めてはどうかとお伝えしました。それに加えて「膣錠は無害ということだが、菌のいない正常な膣壁や粘膜に影響はないか」も確認してはどうかとアドバイスしました。

認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ

詳しくはCOMLホームページへ https://www.coml.gr.jp/

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