HOME > 健康コラム > ママパパ応援! ハッピー子育てバックナンバー > ママパパ応援! ハッピー子育て vol.8

ママパパ応援! ハッピー子育て vol.8

赤ちゃんの誕生を心待ちにしているプレママ・プレパパ、子育て中のママ・パパや祖父母の方々に向けて、お役立ち情報をお送りします。

もしママが沈みがちになったら…? パパが“産後うつ”と付き合う方法

産後のママのためにできること
●ママの表情をチェック
出産前と同じようにママが笑っていれば、産後うつの心配は少ないそう。笑顔が減ったら要注意。
ママの素顔を知っているパパだからこそ確認できるポイントだ。
●パパの生活スタイルの見直し
慣れない子どもとの生活と出産の疲れで、産後すぐはママも沈んでしまいがち。そのサポートのため、家事育児の人手を産前から調整しておくといいだろう。

産後、ママの元気がなさそうにみえるけど、はじめての子育てで疲れているのかな…?
「産後2週間以内であれば、どのママにも訪れるマタニティブルーだと考えられるので、あまり気にしないで大丈夫。もし2週間以上続く場合は、産後うつの可能性もあるので、産婦人科の先生に診てもらいましょう」

そう教えてくれたのは、家族形成プランナーの渡辺大地さん。そもそも〝産後うつ〞って何?
「文字通り、産後のママに現れるうつ症状のこと。育児への不安やプレッシャーがストレスとなり、気分が落ち込む、イライラするといった症状が出ます」

もしママが産後うつだと診断されたら、どう接すればいい?
「人によって症状を改善に向かわせる接し方は異なるので、医師の指示に従いましょう。ただ、身近な存在であるパパが、うつになった原因を知ることも大切なので、ママの話し相手になることが大事。実母や義母との関係・子どもの発達・母乳のことなど、原因はさまざま。ママをいたわるように、焦らずゆっくり原因を探りましょう」

渡辺さん自身は、ママの元気がないときはどうしたのだろう?
「妻は産後うつにはならなかったのですが、育児への不安からマタニティブルーになりました。そういった負担を少しでも減らせるよう、普段から子どもとの関係づくりをしています。パパたちも、ママの様子をちゃんとみて、変化に気づいてあげてほしいですね」

お話を聞いたのは…

家族形成プランナー 渡辺大地さん

アイナロハ代表取締役、3児のパパ。第一子が生まれた後、産前産後の男性の役割を模索し、2012年より家事育児ヘルパーを派遣する「産後サポートままのわ」事業を開始。

バックナンバー