ママパパ応援! ハッピー子育て vol.6
赤ちゃんの誕生を心待ちにしているプレママ・プレパパ、子育て中のママ・パパや祖父母の方々に向けて、お役立ち情報をお送りします。
残暑の時期にやってくる不調 疲れが抜けない「秋バテ」に注意!

夏の暑さがやわらぎ、ようやく夏バテともおさらばできると思いきや、なぜか疲れが抜けない…。そんな症状があったら「秋バテ」かもしれません。
「秋バテとは、夏の疲れがたまって体力を消耗し、それがもとになって自律神経の乱れや血の巡りが悪くなって起こるもの。食欲不振や寝不足、めまい、立ちくらみ、頭がすっきりしない、微熱が続くといった症状となって現れます」と教えてくれたのは、産婦人科医の生駒美穂子先生。とくに妊娠中のプレママが秋バテになってしまうと、体重が減って胎児の成長に影響が出たり、難産につながるなど心配です。では、実際に症状が出てしまったら、どうしたらよいのでしょうか?
「夏の終わりから秋にかけては日中は暑くても、朝晩は気温が下がって冷えやすくなっています。そのため、夏の終わりごろになったら、からだを冷やす食事から温める食事に切り替えましょう。温かいスープや根菜類を意識して摂ってください。むくみのある人は、バナナなどカリウムの豊富な果物も必要です。夜はゆっくりと入浴してリラックスし、散歩など適度な運動も取り入れて、ぐっすり眠れるようにしましょう。寝付きが悪いようなら、お気に入りのアロマをティッシュペーパーやコットンに2、3滴たらして、枕元に置いて寝るのもおすすめですよ」
夏の生活習慣を秋仕様にシフトし、その日のうちに疲れをとることが大切なんですね。
お話を聞いたのは…
産婦人科医 生駒美穂子先生
川島産婦人科院長。東京警察病院を経て、2002 年より現在の医院に。妊娠中の過ごし方や心のケアを大切にした診療を心掛けている。毎週金曜に医院で行われている「アロマセラピー外来」も妊婦さんに好評。