健康コラム

かしこい患者になろう〜患者の悩み相談室〜 By COML vol.44

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ「COML(コムル)」が、読者からの電話医療相談に丁寧に答えていきます。

【相談担当】
NPO法人ささえあい医療人権センター
COML(コムル) 山口 育子

コロナ患者がいる病院にかかるのが怖い

相 談私(73歳・女性)は20年来、関節リウマチで病院にかかっています。引越しなどで転院を余儀なくされたことはあったのですが、約10年前からはずっと同じ県立病院に通院しています。

その県立病院では、新型コロナウイルスが感染拡大した4月頃から、受診に不安がある場合は電話をすればいつもの薬を出してくれるようになりました。私はステロイド剤を使用している関係で感染症にかかりやすいといわれています。そのことを心配した息子からは「ともかくお母さんは外出しないで」と言われているので、電話で薬を出してもらっていました。

ところが、7月頃から手首の関節に痛みが生じているのです。電話ではうまく症状が伝えられないので、一度主治医に直接診てもらいたいのですが、息子が病院を受診することを反対します。その理由として、その県立病院が新型コロナウイルス感染症の中等症患者を受け入れているからなのです。

私も感染者がいる病院と聞いて怖いと思っていたのですが、手首の症状が次第にひどくなってきています。かといって、息子に受診することを賛成してもらえるような説得力ある説明もできないのです。私のような感染リスクが高い患者は、やはり病院に行くのを避けた方がいいのでしょうか。

回 答山口育子(COML)

「感染者を受け入れている」と聞くと、感染が怖くて、直接の受診を敬遠している人は確かにいます。しかし、感染者を受け入れている病院では、感染者とそうでない人が行き来するエリアを明確に分けていますし、徹底した感染予防対策を講じています。心配ならば、まずは病院に電話をかけて、どのような感染予防対策を講じているのか確認してみてはいかがでしょうか。

これまでの経験で分かってきているように、新型コロナウイルスは飛沫で感染します。直接病院を受診したとしても、手洗いや手指消毒を徹底し、待合室ではマスクをして黙って座っていれば、まず問題ないのではないでしょうか。それよりも関節リウマチの症状悪化について直接変化を診てもらい、適切な診療を受けられることが必要だと思います。

認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ

詳しくはCOMLホームページへ https://www.coml.gr.jp/

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