健康コラム
賢い患者になろう〜患者の悩み相談室〜 By COML vol.112

「賢い患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ「COML(コムル)」が、読者からの電話医療相談に丁寧に答えていきます。
【相談担当】
認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)
理事長 山口 育子
ストレッチで半月板損傷? 医師の責任を問えるか
相 談私(60歳・男性)は、半年前から、屈伸すると右膝に痛みを感じるようになりました。膝が専門の整形外科医がいる病院を受診し、別のクリニックで撮ってもらったMRIの画像を持って行きました。しかし、その医師は「画像は当てにならない」と見ようとしてくれません。私が、ランニングや空手、ゴルフなどをしていることを伝えると、「運動の制限はしなくていい。膝の筋膜を伸ばすために蹲踞(そんきょ)の姿勢でストレッチをするように」と勧められたのです。
言われた通りストレッチを続けていたところ、痛みがひどくなりました。それを伝えると、「多くの人は痛みが出るとやめてしまう。やめずに続けると良くなる」と言います。そこで、アドバイス通り続けたところ、もっとひどくなってしまいました。そのことを受診時に伝えると、「何回も同じことを言わせるな」と医師は機嫌を損ねてしまったのです。そして、「あなたが運動を続けたいと言うから、続けながらできる方法を伝えたんだ。痛いのなら運動をすべてやめたらどうか」と言い出しました。
そこで、別の膝専門の医師を探して受診したところ、半月板が損傷していると分かり、手術が必要と言われました。ストレッチを強行したことが原因ではないかと思うのですが。
回 答COML(コムル)理事長 山口育子
相談者に確認したところ、右膝の半月板がいつ損傷したのか、その原因が蹲踞の姿勢のストレッチを継続したことなのかは判然としませんでした。現在かかっている整形外科医からは、「蹲踞の姿勢のストレッチは膝に負担がかかるからすぐやめるように」と言われたそうです。そこで、半年前に撮ったMRIの画像を現在かかっている整形外科医に見てもらい、その段階で半月板損傷があるかどうかを診断してもらってはどうかとお伝えしました。ないとすれば、ストレッチがどれくらい悪化に影響を及ぼしたと考えられるかも意見を聞いてみてはどうかとアドバイスしました。
相談者は半年前から診てもらっていた医師に責任を取ってほしいと希望されていたので、意見次第でどのようなことを求められるのか、改めて検討してはどうかとお伝えしました。
認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)
「賢い患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ
詳しくはCOMLホームページへ https://www.coml.gr.jp/
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ただし、月曜日が祝日の場合は翌火曜日に振り替え
提供:健康保険組合連合会
放送:ラジオNIKKEI 第1 毎月第4金曜日 17:30~17:50
聴取可能アプリ:radiko、Apple Podcasts、Spotify
