ママパパ応援! ハッピー子育て vol.4
赤ちゃんの誕生を心待ちにしているプレママ・プレパパ、子育て中のママ・パパや祖父母の方々に向けて、お役立ち情報をお送りします。
どこまではしゃいでも平気? 妊娠中の夏の注意点は?

サマーシーズンが到来!となれば、出産前でも季節を思いっきり楽しみたいものの、注意しなければならない点も…。そこで、妊娠中の夏の過ごし方について、産婦人科医の生駒美穂子先生に聞きました。
「夏は日焼けが気になる季節です。妊娠中は女性ホルモンの影響などで、肌が敏感になっています。日焼けをするとシミやホクロなどのトラブルになりかねません。日光浴をしたいときは、日焼け止めクリームを塗ったり帽子をかぶったりして日焼けし過ぎないようにしてください。その際の日焼け止めクリームは、例年使用している肌に合ったタイプが良いですね。SPF値が高すぎるものはかぶれを起こしやすいため、SPF値30〜40程度のものがおすすめです。家族で海に行くときも、ラッシュガードや日焼け止めクリームで日焼けを防いでください。海に入るのは、からだを冷やしてしまうことや日焼けあとのトラブルも心配なので避けていただきたいですね」
ほかにNG行動は?
「急に体温を上下させる水風呂やサウナはダメ。胎児はお母さんの血液から栄養を受け取っています。お母さんの血液温度が上下することで、胎児の体温も急に上下してしまいます。また、肩出しファッションをしていると、外を歩いているときは良くても、デパートなどに入るとエアコンで急に冷えてしまいます。基本的に、食べ過ぎ冷やし過ぎなど何かを過剰にし過ぎる行動を避けつつ、ストレスをためないことが妊婦さんの正しい夏の過ごし方です」
お話を聞いたのは…
産婦人科医 生駒美穂子先生
川島産婦人科医院院長。東京警察病院を経て、2002年より現在の医院に。妊娠中の過ごし方や心のケアを大切にした診療を心掛けている。毎週金曜に医院で行われる「アロマセラピー外来」も好評。