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ママパパ応援! ハッピー子育て vol.11

赤ちゃんの誕生を心待ちにしているプレママ・プレパパ、子育て中のママ・パパや祖父母の方々に向けて、お役立ち情報をお送りします。

工夫しても食べてくれない… どうして子どもは野菜嫌いになるの?

わが子は食べられる? 子どもの嫌いな野菜ランキング

多くのママを悩ませる、子どもの〝野菜嫌い〞。小さな子ほど野菜が苦手なのはどうして?

「味覚には、甘味・うま味・辛味・苦味・酸味の5種類があり、苦味は『毒』、酸味は『腐敗』と舌にインプットされています。子どもは生きるために必要なものを本能的に舌でより分けるので、苦味や酸味が多い野菜を嫌いになるのです。また、私たちが食べている野菜はまだ種を残している途中の状態。野菜自身も苦味や酸味を作り出して、敵から自分を守っているんです」(野菜ソムリエ・藤田光樹さん)

とはいえ、大事な栄養も含まれている野菜はしっかり食べてほしい…。苦手克服のコツは?

「小さく刻んでカレー味やケチャップ味にすると、子どもでも口にしやすいです。また、野菜を洗う、レタスをちぎるなどのお手伝いを経験させたり、お買い物中に『今日は黄色と赤と緑の野菜を買おう!』とゲーム感覚で選んだりするのも野菜に触れる良い機会になります。外に出て大勢でごはんを食べるのもいいですね。バーベキューやピクニックで『おうちでは食べないのにお友だちにつられて食べた!』というケースも多いですよ」

そして何より、食べたらママが褒めてあげることが大切♪

「大好きなママに褒められたら、それはそれはうれしいもの。『さぁ、食べなさい』ではなく『一緒に食べよう』と声掛けをして、『おいしい!』『ママこの野菜大好き』など感想を言いましょう。ママの効果は、絶大ですよ!」

お話を聞いたのは…

藤田光樹さん

ママ野菜ソムリエライター。高級スーパー青果売り場・農園・ハーブ園などに勤務し、生産から販売まで幅広く経験。2人の娘の子育てをしながら、野菜レシピの監修、家庭菜園や暮らしに関する記事を執筆するなど、多岐に渡り活動中。

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