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健保ニュース

健保ニュース 2026年10月中旬号

総合組合の7年度決算
942億円の黒字も3割超が赤字
高齢者拠出金が一時的に減少

全総協は会員239組合の令和7年度決算概要を9月24日の総会に報告した。経常収支は942.8億円の黒字だったものの、全体の3割を超える76組合が赤字を計上した。

団塊の世代が全て後期高齢者になり、前期高齢者納付金が前年度比5.49%の大幅減となった一方、後期高齢者支援金の伸びは2.09%増にとどまり、両者を合わせた高齢者医療への拠出金は1.15%減った。

森田章専務理事は拠出金の減少について、「団塊の世代が全て後期高齢者に移行したことに加え、4年度の新型コロナウイルス感染拡大などの影響で6年度の後期支援金が大幅増となった反動が要因で、一時的な減少だ」との見方を示した。

平均保険料率は0.01ポイント増の9.86%(事業主5.05%、被保険者4.81%)で、21組合が保険料率を引き上げた。

協会けんぽの平均保険料率10%以上の組合は101組合で、全体の4割を超えた。内訳は、10%が40組合、10%超10.5%未満が36組合、10.5%以上11%未満が20組合、11%以上が5組合となっている。

経常収入の合計は3兆5759億円(前年度比3.50%増)、保険料収入は3兆5513億円(同3.48%増)だった。

経常支出の合計は3兆4817億円(同1.45%増)。内訳は▽事務費=451億円(同2.07%増)▽保険給付費=1兆8572億円(同3.47%増)▽前期高齢者納付金=5780億円(同5.49%減)▽後期高齢者支援金=8387億円(同2.09%増)▽保健事業費=1538億円(同1.83%増)──などとなっている。

義務的経費に占める拠出金の割合は43.6%で、1.12ポイント減った。

経常収支差引額は943億円の黒字で、黒字幅は前年度から約700億円拡大した。経常黒字の組合は34組合増の163組合、赤字組合は76組合で38組合減少した。

鈴木会長は総会冒頭のあいさつで、今後の高齢者拠出金と医療費の増加は必至だと見通し、「診療報酬の大幅プラス改定による影響が顕著に表れてきており、健保財政のひっ迫度合いの進展が危惧される」と危機感を示した。

被保険者数は687万3904人(同0.9%増)、被扶養者数は363万9613人(同3.4%減)、平均標準報酬月額は38万1257円(同2.2%増)、平均標準賞与額は96万2148円(同3.50%増)だった。

平均介護保険料率は1.72%で0.03ポイント減少した。5組合が介護保険料率を引き上げた。

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