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2026年3月中旬号
健保連の伊藤悦郎常務理事は3日の地域医療構想及び医療計画に関する検討会で、「病床稼働率に医療DXによる効率化を反映させることは、今後、非常に重要になる」と指摘し、AIやICT機器を活用した効率化などの取り組みが必要だと主張した。
自民厚労部会が健保法改正案を了承
出産給付に「分娩費」新設
施設の経営維持に党として関与
自民党の厚生労働部会(鬼木誠部会長)は4日、標準的な出産費用の給付体系やOTC類似薬の保険給付の見直しなどを柱とする「健康保険法等の一部を改正する法律案(健保法等改正案)」を審査し、部会長一任で了承した。政府・与党は予算関連法案として、3月中旬の国会提出を目指す。出産の給付見直しでは、標準的な分娩の基本単価として「分娩費」を新設する。鬼木部会長によると、出席した議員から、地域の分娩施設の経営への影...
OTC類似薬、高額療養費見直しで
健保組合被保険者 保険料年4500円減
厚労相が衆院予算委で答弁
上野厚生労働相は3日の衆院予算委員会で、OTC類似薬を含む薬剤自己負担と高額療養費制度の見直しにより、「健保組合に加入している被保険者1人あたり、年約4500円の保険料減少を見込んでいる」と述べた。中道改革連合の浜地雅一氏への答弁。保険料の軽減効果の内訳は明らかにされていないが、厚労省が昨年末の社会保障審議会医療保険部会に提示した高額療養費制度の見直しによる被保険者1人あたりの軽減効果は、健保組合...
後期高齢者「現役並み所得」
給付費負担構造 厚労相「しっかり検討」
維新・梅村氏 公費投入を要望
上野厚生労働相は9日の衆院予算委員会で、後期高齢者の現役並み所得者の医療給付費には公費負担がなく、現役並み所得者が増えると、かえって現役世代の負担が重くなることについて、「(現役並み所得者の対象拡大は)本来現役世代の負担を減らそうということなのに、逆に増えてしまうため、制度のあり方をしっかり検討する必要がある」と述べた。日本維新の会の梅村聡氏への答弁。梅村氏は後期高齢者の医療費の財源構成について取...
国民負担率 来年度45.7%
財務省見通し 所得増で2年連続低下
財務省は5日、国民所得に占める税と社会保障の負担割合を示す国民負担率が、2026年度に45.7%になるとの見通しを発表した。25年度の実績見込みより0.4ポイント低く、2年連続で低下する。賃上げなどによる国民所得の伸びが、税.社会保障負担の伸びを上回ったのが要因。一方、国民負担率に国と地方の財政赤字を加えた「潜在的国民負担率」は0.7ポイント減の48.4%で、2年連続で5割を下回る見込みとなった...
新地域医療構想の必要病床数推計
DXによる効率化を反映
指針作成へ検討会取りまとめ
地域医療構想及び医療計画に関する検討会(座長・遠藤久夫学習院大学長)は3日、新たな地域医療構想策定のガイドライン作成に向けた議論の「とりまとめ(案)」を座長一任で了承した。必要病床数の推計に使用する病床稼働率に、今後の医療DXの取り組みにより期待される入退院の円滑化や病床管理の質の向上などの効率化を反映させる。この日の会議では、前会の会議で厚生労働省が示した取りまとめ案に具体的な記載がなかった必要...
柔整療養費改定 部位転がし対策に重点
幸野参与 初検料の算定要件見直しを
施術部位・回数の制限も提起
社会保障審議会医療保険部会の柔道整復療養費検討専門委員会(座長・安川文朗京都女子大教授)は2月27日、令和8年度療養費改定に向けて、「部位転がし」対策などを巡り議論した。健保連の幸野庄司参与は、保険請求上、治療部位を変えて負傷と治癒を繰り返す、いわゆる部位転がしの制度上の対応として、▽初検料の算定要件の見直しと一定の施術部位数を超えた場合の初検料を算定不可、または逓減性を設定する▽一部位の施術回数...
保健師・看護師全国研修会
専門知識活用 保健事業推進へ研鑽
健保連は2月26、27日の2日間、東京都内で令和7年度の「保健師・看護師全国研修会」を開催した。専門的知識を生かした戦略的・効果的な保健事業の展開に向けた知識の修得と技術の向上を目指し、健保組合や健保組合の加入事業所に所属する保健師、看護師135人が参加した。研修会初日の冒頭、健保連の秋山実理事が「健康保険組合の保健事業を取り巻く環境」と題して情勢報告し、健保組合が抱える課題として①高齢化②医療費...
厚労省メディアス・7年度10月号
概算医療費 前年同月比3.0%増
厚生労働省の「最近の医療費の動向(メディアス)」令和7年度10月号によると、10月の概算医療費は前年同月比で3.0%増加した。休日数などの違いによる影響を補正した伸び率も3.0%増だった。制度別に10月の概算医療費をみると、被用者保険は本人が6.2%増、家族が0.5%増の全体で3.9%増。75歳以上の後期高齢者は4.3%増、国民健康保険は0.7%減、未就学者は4.9%減だった。1人あたり医療費は被...
7年7月診療分
健保組合医療費 最高は高血圧症
上位30疾病調査
健保連はこのほど、令和7年7月診療分の「健保組合医療費上位30疾病に関する動向調査」の結果を発表した。医療費が最も高かったのは「本態性高血圧」で96億8237万9160円だった。調査は毎年4、7、10、1月診療分の疾病動向の観察を目的に、健保組合の医療費上位30疾病について、「医科合計」、「医科入院」、「医科入院外」別に集計。今回は、1272組合の加入者2496万6060人を対象に実施した。医科医...