健保ニュース
健保ニュース 2026年9月上旬号
健保連本部・支部・健保組合
10月に健康強調月間
睡眠や女性の健康を啓発
健保連本部と都道府県連合会、健保組合は10月を「健康強調月間─生活習慣病予防普及月間─」として、健保組合加入者の健康づくりに関する事業を展開する。今年のPRポスターは、昨年の「運動」「食生活」「禁煙」「健診・検診の受診」に、「睡眠」と「女性の健康」を加えた6つのアクションを啓発する。
健康強調月間は1966年に始まり、今年で61回目。64年の東京オリンピックを契機に国が提唱した国民的な体力づくり運動の流れを受け、66年から毎年10月に設定。健康への無関心層に生活習慣改善の気づきを与えるとともに、一人ひとりの健康寿命の延伸を図ることを目的としている。
健康強調月間の事業は、実施要綱に則して健保連本部、都道府県連合会、健保組合がそれぞれ実施する。
健保連本部の事業は①PR活動および各種情報の提供②ポスターの作成・配布③「スマート・ライフ・プロジェクト」の普及・啓発④「Sport in Life」の普及・啓発⑤特定健診・特定保健指導の推進への支援⑥がん対策の普及・啓発⑦関係機関への協力・連携──を柱に展開する。
このうち②は、①の一環として、6つのアクションを啓発するポスターを作成する。
通年使用できるポスターは、女性特有の乳がんと子宮がんの検診の重要性の普及啓発と受診率向上を目指す内容。また、「婦人科検診受診率向上のための普及啓発」を目的とした動画も作成し、10月に公開する予定。ポスターとの相乗効果を狙う。
今年の事業は厚生労働省、スポーツ庁、健康日本21推進全国連絡協議会、健康・体力づくり事業財団、中央労働災害防止協会が後援。日本赤十字社、結核予防会、日本病院会、全日本病院協会、日本人間ドック・予防医療学会、日本総合健診医学会、日本人間ドック健診協会の協力を得て実施する。〈実施要綱に盛り込まれた事業内容の要旨は次の通り〉
1.PR活動および各種情報の提供
健康強調月間の趣旨に沿った各種情報を、機関誌紙やイントラネットで広く周知する。
2.ポスターの作成・配布
PR活動の一環として、「運動」「食生活」「禁煙」「健診・検診の受診」「睡眠」「女性の健康」を啓発する健康強調月間PRポスターを作成する。
また、女性特有の乳がんと子宮がんの検診の重要性についての正しい知識の普及啓発など、受診率の向上を目指す内容の通年ポスターと動画を作成し、健保組合、都道府県連合会と連携して周知、啓発を図る。
3.「スマート・ライフ・プロジェクト」の普及・啓発
健康寿命の延伸のため、「運動」「食生活」「禁煙」「健診・検診の受診」「睡眠」「女性の健康」の6つのアクションを提唱する「スマート・ライフ・プロジェクト」の普及、啓発を進める。
4.「Sport in Life」の普及・啓発
国民が生活習慣の一部としてスポーツを取り入れ、活力ある生活を送ることを目指す「Sport in Life プロジェクト」に賛同し、健保組合加入者のスポーツ実施率の向上を図るとともに、国民がスポーツに親しむための機運の醸成に寄与する。
5.特定健診・特定保健指導の推進への支援
生活習慣病の一次予防の重要性やリスク因子保有者の早期発見の必要性を周知するとともに、特定健診・特定保健指導の実施率向上につながるよう、第4期からのアウトカム評価による保健指導の推進や、ICTの利活用などの基盤整備を支援する。
併せて、▽特定保健指導e-ラーニング動画(専門職向け)▽データヘルスポータルサイト上での外部委託事業者閲覧機能などのツールの活用▽若年層のヘルスリテラシー向上のための普及啓発動画の作成▽各種研修会および好事例セミナーの開催と好事例集の作成──などにより、保健指導実施率の向上を図る。
このほか、人間ドック健診協会と「受けてよかった人間ドック体験記コンクール」を共催し、加入者の健診受診率向上に寄与する。
6.がん対策の普及・啓発
厚労省の「がん対策推進企業アクション」に賛同し、加入者へのがん検診の普及、啓発に取り組む。
また、女性の社会進出や雇用延長に伴う就業年齢の高齢化など、社会環境の変化に対応した職域におけるがん対策として、健保組合と事業主に同アクションへの参画を促す。
7.関係機関への協力・連携
健康強調月間の趣旨に沿った事業が他団体で実施される際は協力する。事業主が同事業を展開する場合は積極的に連携し、コラボヘルスの推進を図る。また、全国労働衛生週間や献血事業に協力する。