健保ニュース
健保ニュース 2026年8月下旬号
6年度 特定健診・保健指導実施率
健保組合 健診84%、保健指導36%
4年連続で過去最高
厚生労働省は7月30日、令和6年度の特定健診・保健指導の実施状況を公表した。健保組合の特定健診実施率は前年度比0.9ポイント増の83.8%、特定保健指導実施率は0.6ポイント増の36.0%だった。いずれも4年連続で上昇し、過去最高となった。
全保険者(3357保険者)の状況をみると、特定健診実施率は1.6ポイント増の61.5%になり、平成20年度の制度開始以来初めて6割を超えた。特定保健指導実施率は0.7ポイント増の28.3%だった。また、メタボリックシンドロームの該当者および予備群の減少率は平成20年度比で17.2%だった。
令和6年度は第4期特定健康診査等実施計画(6~11年度)の開始年度にあたり、特定保健指導においてアウトカム評価(腹囲・体重の減少や生活習慣の改善など)が導入されるなど、新たな取り組みが始まった。
特定健診・保健指導の実施状況は向上したものの、同計画で目標に掲げる▽特定健診実施率70%以上▽特定保健指導実施率45%以上▽メタボ該当者および予備群の数の平成20年度比25%以上減少──の達成には及ばなかった。特定保健指導におけるアウトカム評価の達成状況については、後日、保険者ごとに公表を予定している。
特定健診の対象者数5142万人のうち、受診者数は3161万人。実施率を年齢階級別にみると、45~49歳が66.8%と最も高い。40~74歳の実施率を性別でみると、男性が65.9%、女性が57.0%だった。
特定保健指導対象者は524万人で、受診者に占める割合は16.6%。このうち、特定保健指導を終了したのは148万人だった。実施率を年齢階級別にみると70~74歳が30.3%で最も高い。性別では男性28.4%、女性27.8%だった。
保険者別で比較すると、健保組合(1374保険者)は、特定健診、特定保健指導ともに実施率が最も高く、特定健診は83.8%(単一85.6%、総合80.7%)で、被保険者は前年度比0.3ポイント増の93.9%、被扶養者は0.8ポイント増の51.6%だった。
特定保健指導は36.0%(単一46.1%、総合20.0%)で、被保険者は0.5ポイント増の37.1%、被扶養者は2.1ポイント増の20.4%だった。
協会けんぽ(1保険者)の特定健診実施率は1.9ポイント増の60.6%で、被保険者は67.6%、被扶養者は28.8%。特定保健指導実施率は0.9ポイント増の19.9%で、被保険者は20.1%、被扶養者は15.8%だった。
共済組合(85保険者)の特定健診実施率は0.7ポイント増の83.3%で、被保険者は92.8%、被扶養者は45.7%。特定保健指導実施率は0.9ポイント増の36.0%で、被保険者は37.3%、被扶養者は14.7%となった。