健保ニュース
健保ニュース 2026年6月下旬号
厚労省
高額療養費見直し案 パブリックコメント
8、9年の段階実施
厚生労働省は6日、高額療養費制度について、今年8月、令和9年8月の2段階で自己負担限度額を引き上げるなどの政令案に関する意見公募(パブリックコメント)を開始した。期限は7月6日まで。
見直しは、昨年末に厚労、財務両相が合意した内容で、1人あたり医療費の伸びに応じて、今年8月から自己負担限度額を住民税非課税世帯で4%程度、現行の4つの所得区分でそれぞれ7%程度引き上げる。
年収約370万~約770万円の所得区分の場合、現行8万100円の限度額を8万5800円とする。
9年8月からは、住民税非課税世帯以外の4つの所得区分をそれぞれ3つに分け、全体で12区分に細分化し、これに応じて限度額を設定する。
例えば年収約370万~約770万円の所得区分を約370万~約510万円、約510万~約650万円、約650万~約770万円に3分割し、限度額をそれぞれ8万5800円、9万8100円、11万400円とする。
多数回該当の金額は据え置くが、低所得者に配慮し、住民税非課税ラインを若干上回る年収約200万円未満の患者の金額を引き下げる。
また、長期療養者などに配慮する観点から、今年8月以降の患者負担に年間上限(8月~翌年7月)を導入する。
パブリックコメントを経て、政府は8、9年と2か年かけて実施する高額療養費見直しの政令を閣議決定し、7月に公布する予定。今年8月1日、9年8月1日から施行する。