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健保ニュース 2023年12月上旬号

保険者機能を推進する会が全国大会
保険者が共創する未来へ活動

健保組合の有志で構成する「保険者機能を推進する会」(藤代勉代表理事会長)は11月22日、「保険者が共創する未来」をテーマに都内で第11回全国大会を開催した。

藤代会長は冒頭あいさつで、8つの研究会活動や各種研修会の企画運営などの取り組みを経て、同会の活動域が全国に拡大していると述べ、「活動が会員組合のみならず、多くの保険者の一助となるよう、厚生労働省や健保連と連携を深め、保険者機能のさらなる充実に向け取り組んでいく」と決意表明した。

来賓としてあいさつした健保連の佐野雅宏副会長は、健保組合・健保連の重点要望を要請した自民党「国民皆保険を守る国会議員連盟」が鈴木俊一財務相、武見敬三厚労相、加藤鮎子内閣府特命担当相に要望書を手交したことを報告。「少子化対策、医療DX、医療提供体制へのアピールが今後さらに重要になる」との方向性を示した。

そのうえで、「いかに保険者機能を向上させ、アピールしていくかが政策を動かしていく最大のパワーになる」と強調。

同会会員組合に対し、「健保組合を牽引するリーダーシップの発揮、プランナーとしての役割を期待する」と鼓舞した。

基調講演では、「データ・デジタルが変える日本の医療の未来」と題してPwCアドバイザリー合同会社ディレクターの西田雄太氏が講演した。

西田氏は、「膨大な医療費を抑制しなければ医療保険制度の維持は困難」と問題提起し、「医療情報の見える化」を重視した政策を提言した。

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