HOME > けんぽれんの刊行物 > 健保ニュース > 健保ニュース 2021年2月上旬号

健保ニュース

健保ニュース 2021年2月上旬号

3年度後期支援金・前期納付金
健保組合の負担は3.7兆円
支援金1.8%減、納付金7.0%増

厚生労働省は令和3年度予算案の編成に合わせて、保険者別の後期高齢者支援金と前期高齢者納付金・交付金の見込み額を算出した。

健保組合にかかる3年度の後期支援金と前期納付金の合計額は、前年度に比べ2.0%、709億円増の3兆6570億円と見込んだ。健保組合が受け取る前期交付金は2億円となる。

健保組合の後期支援金は、概算額が2.4%、499億円減の2兆288億円。これに対して、令和元年度支援金の過払い分の精算額が185億円で、この戻り分を差し引いて2兆103億円(前年度比1.8%、362億円減)と算出した。

健保組合の前期納付金は、概算額が1兆5902億円(4.1%、629億円増)で、元年度の不足分の精算額567億円を上乗せして1兆6469億円(同7.0%、1072億円増)となる。

協会けんぽ(一般)の後期支援金は、概算額2兆2210億円から過払い分の精算額682億円を差し引き、2兆1528億円(同2.4%、498億円増)。前期納付金は元年度の不足分524億円を精算により上乗せして1兆5576億円(同1.8%、271億円増)で、協会けんぽの後期支援金と前期納付金の合計額は3兆7104億円(同2.1%、769億円増)となる。

都道府県国保の後期支援金は、過払い分の精算額の1511億円を相殺し、1兆5557億円(同0.4%、62億円減)と見込んだ。

一方、全保険者の前期交付金の総額は3兆7925億円(同4.5%、1647億円増)で、このうち国保に交付される額は3兆7873億円(同4.5%、1644億円増)に上る。これにより、国保の高齢者医療関係の拠出金は、後期支援金の負担額を上回って前期納付金が配分されることから、実質2兆2288億円(同8.2%、1697億円増)の負担減となる。

けんぽれんの刊行物
KENPOREN Publication

2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年