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健保ニュース 2020年6月下旬号

保険者別の後発医薬品使用割合
98健保組合が80%目標を達成
元年9月診療分 全保険者平均74.9%

厚生労働省は16日、令和元年9月診療分の保険者別後発医薬品の使用割合を公表した。それによると、政府の使用割合目標80%を98健保組合が達成していることがわかった。全保険者平均は74.9%だった。

政府は平成29年6月に閣議決定した「骨太方針」で、使用割合目標80%の具体的な達成時期について、「令和2年9月までに、できる限り早期に達成できるよう、さらなる使用促進策を検討する」と定めた。また、29年末に経済財政諮問会議が「経済・財政再生計画改革工程表」を改定し、30年度実績から保険者別の使用割合を公表することを決めた。これを受け厚労省は毎年度、9月と3月の診療分の保険者別後発医薬品の使用割合を同省ホームページで公表しており、今回で3回目となる。

保険者別の後発医薬品使用割合の計算方法は、厚労省のレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を活用し算出。骨太方針で定めた政府目標80%は薬価調査を用いており、NDBとは算出方法が若干異なっているが、近い数値を計算できる。

健保組合別の使用割合状況をみると、アイテックス健保組合の92.1%が最も高い。また、健保組合上位10番以内に沖縄の4つの健保組合がすべて入っているが、他の制度でも、協会けんぽは沖縄支部の87.0%、国保は粟国村(沖縄)の93.5%、後期高齢者医療は沖縄県広域連合の84.1%がそれぞれトップとなっており、沖縄の使用割合の高さが目立つ結果となった。

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