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健保ニュース 2019年9月下旬号

健保連本部・支部、健保組合が主催
10月に「健康強調月間」を展開

健保連と健保連都道府県連合会、健保組合は10月1日から1か月間を「健康強調月間─生活習慣病予防普及月間─」として、健保組合加入者の健康づくりに向けた各種事業を展開する。

今年で54回目を迎える健康強調月間は、昭和39年の東京オリンピックを契機に国が提唱した国民的な体力づくり運動の流れを受け、41年から毎年10月に設定した。健康づくり事業の実施を通じて、加入者の健康の保持・増進に取り組むとともに、健康無関心層に気づきを与えることで、さらなる健康寿命の延伸につなげる。

今年度は、「なりたい自分に向かって、いまから始める健康生活」をスローガンに掲げる。成人の約7割を占める健康無関心層に、健康を自己実現達成のための手段として伝えることで、国民全体のヘルスリテラシーを底上げする。

健康強調月間における具体的な事業として、健保連本部は、PR活動や情報提供をはじめ、ポスターの作成と配布、特定健診・保健指導やコラボヘルスの推進への支援、「スマート・ライフ・プロジェクト」の普及・啓発、「がん対策推進企業アクション」の普及・啓発、社会貢献型インセンティブ検証事業のほか、新たにスポーツ庁が推進する「FUN+WALK PROJECT」「Sport in Life」の2つのプロジェクトの普及・啓発に取り組む。

ポスターについては、健康無関心層をターゲットにスローガンをテーマとする健康強調月間ポスターを、ラクビーワールドカップやオリンピック・パラリンピックなどの世界的なスポーツ大会が今年から再来年にかけて開催されることを踏まえ、運動不足の解消に向けてスポーツを含む「運動」をテーマとする年間ポスターを作成し、健保組合と都道府県連合会に配布する。

スポーツ庁が進めるプロジェクトは、ひとつが健康増進を目的に日常的に取り組みやすい歩く習慣の定着、もうひとつは多くの人が生活習慣の一部にスポーツを取り入れることをめざしている。プロジェクトの活動に賛同し、イントラネットでFUN+WALKアプリの活用を周知したり、普及・啓発用のポスターを配布する。

都道府県連合会は、▽機関紙・誌や健康強調月間ポスター、イベント開催を通じたPR活動▽共同設置保健師などの協力を得て、健康無関心層も含めて自身の健康を見つめ直す機会とする健康教育事業・健康相談▽健康・体力づくり事業▽感染症予防などに関する事業▽健康強調月間の趣旨に沿った他団体との共催事業▽健康宣言事業─に取り組む。

健康宣言事業については、経済産業省が実施する健康経営優良法人認定制度にもとづき、健康宣言事業を都道府県連合会が立ち上げるなど、健康経営と連携したコラボヘルス推進を支援する。

健保組合は、生活習慣改善による一次予防の重要性について加入者の理解を深めるとともに、健康無関心層の行動変容を促す取り組みとなるよう、各組合の実情に応じて効果的な事業を実施する。

具体的には、加入者と事業主に対するPR活動、健康教育や健康・体力づくり事業、保健指導・健康相談、スマート・ライフ・プロジェクトへの登録、FUN+WALK PROJECTとSport in Lifeの普及啓発、がん対策推進、感染症予防の普及啓発などに取り組む。

第54回健康強調月間の事業は、厚生労働省、スポーツ庁、健康日本21推進全国連絡協議会、健康・体力づくり事業財団、中央労働災害防止協会が後援。日本赤十字社、結核予防会、日本病院会、全日本病院協会、日本人間ドック学会、日本総合健診医学会、日本人間ドック健診協会の協力を得て実施する。

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