健康コラム
季節の健康レシピ
季節の食材を使った、簡単でおいしいお料理を、管理栄養士の藤原 朋未先生がご紹介します。
煮込み時間たったの3分 ホワイトビーフストロガノフ
白と赤のコントラストが鮮やかなホワイトビーフストロガノフは、おもてなしやパーティーにぴったりな一品です。カロリーが高めのサワークリームや生クリームの代わりに、牛乳を使いヘルシーに仕上げます。煮込み時間はたったの3分ですが、玉ねぎをバターで炒めているので、甘みとコクが引き出され、本格的な味わいが楽しめます。
にんじんのソテーは、にんじんをレンジ加熱することで、時短になるだけでなく、ナイフがいらないほど中まで柔らかく仕上がります。にんじんは抗酸化作用が高く、免疫力を高める効果が期待できるβ-カロテンを豊富に含む優秀食材です。油でソテーすることでβ-カロテンの吸収率がアップします。
1人分エネルギー 589kcal、食塩相当量 1.9g
- 牛こま肉に塩・こしょうを振る。
- 玉ねぎは繊維を断ち切る方向に薄切りにし(イラスト参照)、マッシュルームも薄切りにする。赤パプリカは半分の長さの細切りにする。
- フライパンにバターを入れて中火にかけ、玉ねぎを加えてしんなりするまで炒める。
- 牛こま肉を加えてさらに炒める。牛こま肉に火が通ってきたら、マッシュルーム、赤パプリカを加えてさらに炒める。
- 全体に火が通ったら薄力粉を振り入れる。粉っぽさがなくなるまで炒め、コンソメと牛乳を加える。
- とろみが付くまで時々かき混ぜながら、3分ほど煮る。
- 器にご飯を盛り、⑥をかける。
- Point!
とろみ付けの薄力粉は、粉っぽさがなくなるまで炒めましょう。
繊維を断ち切る場合
繊維の方向
1人分エネルギー 60kcal、食塩相当量 0.6g
- にんじんは皮をむき縦半分に切り、にんにくは薄切りにする。
- にんじんは元の形に戻してラップで包み(写真参照)、耐熱皿にのせ電子レンジ(600W)で4分加熱する。
- フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて中火にかけ、香りがたってきたらにんじんを加えて表面を焼く。
- 全体に焼き色が付いたら火を止め、しょうゆを回し入れて全体にからめる。
- にんじんを食べやすい大きさに切り分けて、にんにくと共に器に盛り、刻みパセリを振る。
加熱ムラを防ぐために、にんじんは半分に切ってからラップに包む。

藤原 朋未 ふじわら ともみ(管理栄養士)
管理栄養士のほか乳幼児食指導士、妊産婦食アドバイザーの資格も持つ。保育園栄養士として勤務し、離乳食・幼児食・アレルギー食や栄養相談などに携わる。 現在は(株)エミッシュに所属し、レシピ開発・コラム執筆のほか、乳幼児食をテーマとした料理教室やセミナー講師も務める。 Instagramではヘルシーかつ簡単でおいしいレシピを中心に、またブログ「ママ楽ごはん」では、子どもの食に関する情報を発信中。3児のママ。
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