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健保ニュース 2023年9月中旬号

加藤厚労相が薬局を視察
マイナ保険証 効率的医療等メリットPR

加藤勝信厚生労働相、本田顕子厚労大臣政務官は6日、マイナンバーカードを健康保険証として積極的に利用している東京都港区の「日本調剤御成門薬局」を視察し、事務の効率化や併用禁忌・重複投薬のチェックなど、マイナ保険証の利用によるメリットをアピールした。

加藤厚労相による健康保険証としてのマイナンバーカードの活用事例視察は、7月24日に実施した神奈川県川崎市の「大塚眼科クリニック」、8月31日に実施した東京都港区の「東京慈恵会医科大学附属病院」に引き続き3度目。前々回は診療所、前回は大病院、今回は薬局を視察した。

「日本調剤御成門薬局」は、積極的にマイナ保険証の活用を図っており、マイナ保険証の受付件数は約15万件/月で、全処方箋受付件数の10%を超える。

約15万件のうち、▽薬剤情報閲覧同意率は約99%▽特定健診閲覧同意率は約90%▽薬剤情報取得確認回数は約8万件/月▽重複投薬チェック回数は約5000件/月─の状況となっている。

この日の視察では、日本調剤がマイナンバーカード利用数向上のため積極的に活用している取り組みの説明、受付・調剤現場の見学を行い、同薬局におけるマイナカードの利用促進を含めたICTにかかる取り組みに関する意見交換を実施した。

視察終了後に記者会見した加藤厚労相は、「様々な情報を入力しなくてもマイナンバーカードをかざすと自動的に情報が取れるという事務の効率化が図られていることと、併用禁忌や重複投薬をシステム的にチェックしてより良い医療が提供されていることをリアルに感じた」とマイナ保険証の利用によるメリットをアピール。

そのうえで、「マイナ保険証やICTを活用した取り組み、さらに今後は電子処方箋を導入することにしており、すべての薬局で併用禁忌や重複投薬をチェックできる状況を作り上げていきたい」と言及し、「重複投薬等を避けた、より良い効率的な医療を受けていただけるよう、さらに努力をしていきたい」との考えを示した。

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