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2020年2月上旬号

健保連は1月30日、第501回理事会を開き、令和2年度健保連事業計画や一般会計収支予算案、各特別会計収支予算案などを審議し了承した。これを受け、2月21日に開催する総会に諮り、正式決定する。

健保連理事会
大塚会長 現役世代の負担を軽減
今年も要求実現活動を強化

健保連は1月30日、健保連本部で第501回理事会を開き、令和2年度事業計画や一般会計予算案などを審議し、了承した。冒頭あいさつした大塚陸毅会長は、政府の全世代型社会保障検討会議が昨年末にまとめた中間報告で、一定所得以上の後期高齢者を2割負担とする方針が示されたことについて、「現役世代の負担軽減につながる制度設計がなされるよう、しっかりと働きかけていく必要がある」と指摘した。外来受診時の定額負担や給付と負...

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後期高齢者負担率
2、3年度は11.41%
政令改正

政府は1月24日の閣議で、後期高齢者医療制度の給付費を賄うために必要な保険料の割合を表す後期高齢者負担率について、令和2、3年度は11.41%とする政令改正(前期高齢者交付金および後期高齢者医療の国庫負担金の算定等政令の改正)を決定した。4月1日から施行する。現行(平成30、令和元年度)の11.18%から0.23ポイント引き上げる。後期高齢者医療給付費の約5割を被保険者が支払う保険料(約1割)と現役世代が負担する後期高齢者支...

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新生物の平成29年度医療費を健保連分析
1日当たり約2万円
入院1回14.4日、56.2万円

健保連が平成29年度の健保組合レセプトを調べたところ、良性を含めて新生物の医療費は、医科全体の11.4%を占めた。健保組合加入者1人当たり1万4079円で、疾病19分類のなかで呼吸器系疾患の次に高く、循環器系疾患を上回った。1日当たり医療費は1万9271円だった。調査は、全組合の約9割に相当する1280組合の医科と調剤の電算処理レセプト約2.7億件を対象に実施した。①胃の悪性新生物②結腸の悪性新生物③直腸の悪性新生物④肝・肝内胆管...

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中医協の短冊議論が実質的に終局
急性期入院料を公益裁定
上位区分の重篤割合基準を厳格化

中央社会保険医療協議会(田辺国昭会長)は令和2年度診療報酬改定に向け、具体的な内容を記した〝短冊〟と呼ばれる資料にもとづき、報酬点数を除く個別改定項目の実質的な議論を1月31日までに終えた。最大の焦点だった急性期一般入院基本料をめぐっては、診療実績に応じた段階的な評価の基準となる「重症度、医療・看護必要度」の該当患者割合について、支払側と診療側の溝が埋まらず、1月29日の会合で議論を一時中断して公益委員...

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中医協が静岡で公聴会
国民と患者目線で改定を
静岡県自動車販売健康保険組合 河西常務理事が意見陳述

中医協は1月24日、令和2年度診療報酬改定に向けた公聴会を静岡県富士市で開いた。静岡県自動車販売健保組合の河西徹也常務理事は、限られた医療財源を効果的に配分する観点から「診療報酬全般にわたって適正化・効率化・重点化を図っていくべき」と述べ、国民と患者の目線から、医療機能や患者の状態に応じた急性期入院医療の評価を追求するとともに、かかりつけ医を患者が納得して選択できる仕組みの必要性を指摘した。公聴会では...

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外来、かかりつけ医機能強化に向け
検討会で専門的、集中的に議論
医療部会が対応方針を了承

社会保障審議会・医療部会(部会長・永井良三自治医科大学学長)は1月29日、昨年12月の全世代型社会保障検討会議の中間報告で医療提供体制改革の柱に位置づけられた「外来機能の明確化とかかりつけ医機能の強化」について、厚生労働省の「医療計画の見直し等に関する検討会」で専門的かつ集中的に議論することを了承した。検討会の進捗状況は、随時医療部会に報告する。厚労省は、外来機能の明確化とかかりつけ医機能の強化を進めて...

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協会けんぽ・2年度都道府県単位保険料率
支部間格差は最大1.15ポイント
報奨金を初めて反映、激変緩和は終

全国健康保険協会の運営委員会(座長・田中滋埼玉県立大学理事長)は1月29日、協会けんぽの令和2年度都道府県単位保険料率を了承した。最高は佐賀支部の10.73%、最低は新潟支部の9.58%で、最大格差は前年度から0.03ポイント広がって1.15ポイントになる。厚生労働大臣の認可を受けて正式に決まる。協会けんぽの保険料率が支部間で異なるのは、年齢構成と所得水準を補正しても残る医療給付費の違いや、過年度の収支過不足を精算する影響が主...

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