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健保ニュース 2020年2月上旬号

新生物の平成29年度医療費を健保連分析
1日当たり約2万円
入院1回14.4日、56.2万円

健保連が平成29年度の健保組合レセプトを調べたところ、良性を含めて新生物の医療費は、医科全体の11.4%を占めた。健保組合加入者1人当たり1万4079円で、疾病19分類のなかで呼吸器系疾患の次に高く、循環器系疾患を上回った。1日当たり医療費は1万9271円だった。

調査は、全組合の約9割に相当する1280組合の医科と調剤の電算処理レセプト約2.7億件を対象に実施した。①胃の悪性新生物②結腸の悪性新生物③直腸の悪性新生物④肝・肝内胆管の悪性新生物⑤気管・肺の悪性新生物⑥乳房の悪性新生物⑦子宮の悪性新生物⑧悪性リンパ腫⑨白血病⑩その他の悪性新生物⑪良性・その他の新生物─を分析した。

新生物の入院は、推計平均在院日数が14.4日、推計1入院当たり医療費が56万1876円、加入者千人当たり推計新規入院件数が11.1件だった。疾病19分類のなかで、在院日数は5番目に短いが、1入院当たり医療費は精神・行動障害に次いで2番目に高く、新規入院件数は消化器系疾患に次いで2番目に多かった。

新生物の医科医療費について、11疾患別の構成割合を計算したところ、「その他の悪性新生物」が28.3%を占めて最も多く、以下は「良性・その他の新生物」21.0%、「乳房の悪性新生物」13.7%、「気管・肺の悪性新生物」7.1%、「結腸の悪性新生物」6.2%などと続いた。

院の場合、「その他の悪性新生物」は男性で、「良性・その他の新生物」は女性で新規入院件数が多かった。男女ともに平均在院日数は「白血病」の50日程度や「悪性リンパ腫」の30日弱が長く、1入院当たり医療費は「白血病」の140万円弱、「悪性リンパ腫」の90万円程度が高い。「直腸の悪性新生物」は平均在院日数が14.7日と新生物全体と概ね同水準だが、1入院当たり医療費が70万円弱と比較的高かった。「結腸の悪性新生物」は1入院当たり医療費が20万円前後で低いが、新規入院件数は比較的多かった。

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