HOME > けんぽれんの刊行物 > 健保ニュース > 2021年7月上旬号

健保ニュース

健保ニュース検索

2021年7月上旬号

健保連の佐野雅宏副会長は、6月25日に開催された医療保険部会で、財政状況が厳しい健保組合への支援の必要性などを指摘した医療保険制度改革関連法の附帯決議を実現するよう厚生労働省に要請した。

佐野副会長が医療保険部会で意見
抜本改革へ総合的検討の早期開始を
附帯決議実現 健保組合財政支援を要望

社会保障審議会医療保険部会(部会長・田辺国昭国立社会保障・人口問題研究所所長)は6月25日、後期高齢者の2割自己負担導入を柱とする「全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律」(医療保険制度改革関連法)の成立や、今年の「骨太方針」「成長戦略実行計画」「規制改革実施計画」の政府3方針の閣議決定を受けて、意見交換した。被用者保険関係団体の代表委員は、改正法の成立を評価...

... 続きを読む

オンライン資格確認の本格運用へ
厚労省 7月から「集中導入期間」

厚生労働省は6月25日の医療保険部会で、オンライン資格確認等システムの今年10月までの本格運用の開始に向けて、7月から「集中導入期間」として参加施設数を大幅に拡大していく方針を示した。データの正確性が担保されるなどシステムの安定性が確立したことを踏まえ、当面、顔認証付きカードリーダーを申し込んでいる約13万施設(医療機関・薬局)の導入を加速化する考え。それぞれ導入準備の段階に応じて厚労省として、1つひと...

... 続きを読む

2年度医療費の見通し
減少幅 過去最大の▲1兆円超
コロナ禍の受診控えが影響

厚生労働省は6月25日の医療保険部会で、令和2年4月~3年2月の医療費の動向(メディアス)を報告。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた2年度の医療費は、前年度比で1兆円超の減少となる見通しが示された。過去最大の減少幅となる。 2年4月~3年2月まで11か月分の医療費は、前年同期比で1兆6000億円程度の減少となっている。3年3月は新型コロナの影響が表れて受診抑制が生じた昨年3月の反動からプラスとなる見込み...

... 続きを読む

厚労省メディアス・2年度2月
概算医療費 前年比4.4%減少
4~2月では4.1%減に

厚生労働省の「最近の医療費の動向(メディアス)」令和2年度2月号によると、3年2月の概算医療費は前年同月比で4.4%減少し、伸び率は前月の4.7%減からヨコバイで推移した。休日数などの違いによる影響を補正した数値は2.4%減となることが明らかになった。また、2年4月から3年2月までの11か月分の概算医療費は前年同期比4.1%減少。補正後では同4.4%減少しており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う患者の受診控えの...

... 続きを読む

財務省が3年度予算執行調査を公表
後発品調剤加算 廃止を含めた見直しを指摘
対象拡大など減算中心に

財務省は6月29日、各府省の予算が効率的に執行されているのかを調べた令和3年度予算執行調査の結果をまとめ、公表した。調査結果は、4年度予算の概算要求や今後の予算執行に確実に反映するよう、各府省に要請する。厚生労働省に対しては、現行の後発医薬品調剤体制加算について、廃止を含めた見直し行うよう求めた。今回は、39件の調査事案のうち24件の結果を公表した。必要性や有効性、効率性の観点から調査を実施し、今後の改善...

... 続きを読む

中医協が2年度入院調査結果を承認
「必要度Ⅱ」など両側が論戦
幸野理事 次期改定へ精緻な分析を

中央社会保険医療協議会(小塩隆士会長)の診療報酬基本問題小委員会は6月23日、入院医療等の調査・評価分科会から、令和2年度調査の結果速報について報告を受けた。2年度の診療報酬改定で見直された一般病棟入院基本料等における「重症度、医療・看護必要度」の判定基準や評価項目、今年9月末まで2年度改定の経過措置が延長されている回復期リハビリテーション病棟入院料の実績指数に対し、支払側と診療側で論戦が行われた。2年...

... 続きを読む

オンライン初診の恒久化へ
厚労省検討会 今後の対応方針を決定
今秋の指針改訂へ詳細検討

厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」(山本隆一座長)は6月30日、これまでの議論や「規制改革実施計画」の内容を踏まえた今後の対応方針を取りまとめた。初診の実施を含むオンライン診療の恒久化に向けて、令和4年度の次期診療報酬改定も視野に入れつつ、取り扱いの詳細等にかかる検討を重ね、今秋を目途に「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を改訂する。同検討会は、昨年12月...

... 続きを読む

ワクチン職域接種がスタート
トッパングループ健保組合

新型コロナウイルス感染症ワクチンの職域接種が、6月21日から始まった。そのなか、トッパングループ健保組合(大久保伸一理事長)は、都内に接種会場を設け、首都圏の加入事業所に勤務する約5000人のグループ社員と家族を対象に、7月から接種を開始した。加入事業所のワンフロアを接種会場にし、事前に予約した社員や家族が受付を済ませ、医師の予診を受けたあと、2つのブースに分けワクチン接種を実施。今後、さらにブースを増やし...

... 続きを読む

バックナンバー

けんぽれんの刊行物
KENPOREN Publication

2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年

健康保険組合連合会

Copyright(c)2015 KENPOREN. National Federation of Health Insurance Societies. All rights reserved.