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2019年10月下旬号

健保連の佐野副会長は18日、公明党の社会保障関係の合同会議で、健保組合を取り巻く厳しい状況を説明するとともに、後期高齢者の2割負担導入など制度改革の早期実現を強く要請した。会合には、同党の石田政調会長や桝屋政調会長代理など衆参約30名の国会議員が出席した。

健保連集計
健保組合のあはき療養費支払い方法
代理受領から移行進み償還払い大幅増
幸野理事 「さらなる適正化を推進」

健保連が、健保組合のあん摩マッサージ指圧、はり・きゅう(あはき)療養費支払い方法を集計したところ、全健保組合の80.9%に当たる1123組合が償還払いを採用し、受領委任制度への参加は251組合で、全体の18.1%にとどまった。これまで代理受領を認めていた健保組合の71.9%が償還払いに切り替え、受領委任への移行が限定的だったことから、償還払いが健保組合全体の約4割から約8割へ倍増した。療養費の支払いは償還払いが原則だが、柔道整...

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健保連が公明党合同会議に出席
改革政策に後期2割負担などを要請
桝屋氏 政府申し入れ含め党内で検討

健保連は18日、公明党の社会保障関係の合同会議に出席し、全世代型社会保障改革と令和2年度予算編成について、後期高齢者の2割負担の導入や拠出金負担の軽減措置の拡充などを要請した。同党の政調会長代理で、健康保険組合議員懇話会の会長を務める桝屋敬悟衆院議員は、「(要請を)しっかり受け止めて、場合によっては政府への申し入れも考えたい。後期高齢者の2割負担は、公明党としては苦しいが、今後検討していきたい」と述...

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自民党福岡県選出の国会議員に要請
22年危機回避へ制度改革求める

倉重博文福岡県農協健保組合理事長、健保連の森岡昭宏総務理事らは16日、都内のホテルで福岡県選出の自民党国会議員13名に対し、福岡県農協健保組合と健保連本部の連名で「2022年危機に向けた医療保険制度改革に関する要請書」を手交した。森岡総務理事は、高齢者医療への拠出金負担により現役世代の負担が限界に達しているなかで、2022年から団塊世代が後期高齢者に移行することにより、さらなる負担増が見込まれ、現行制度のままでは健...

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全世代型検討会議初会合の議事録
医療保険 給付と負担の見直し論点

内閣官房は4日、政府が9月20日に開いた全世代型社会保障検討会議の初会合の議事録を公表した。初会合では、今後の検討の進め方をめぐって構成員が自由討議したが、有識者の多くが給付と負担の見直しを医療保険制度改革の論点として発言していたことがわかった。厚生労働省の社会保障審議会会長を務める遠藤久夫氏(国立社会保障・人口問題研究所所長)は、医療保険部会で給付と負担の見直しの議論がスタートすると状況を説明し、検...

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中医協で働き方改革めぐり意見対立
支払側 次期改定で報酬の手当は時期尚早

中央社会保険医療協議会(田辺国昭会長)は18日、医療従事者の働き方改革に関する次期診療報酬改定での対応をめぐり、診療側が全医療機関に影響する基本診療料などで勤務環境の改善を幅広く後押しするよう求めたのに対し、健保連の幸野庄司理事ら支払側は、具体的な効果が見えないなかで診療報酬を手厚くすることに揃って反対した。厚生労働省は、2024年4月からの医師の時間外労働上限の適用に向け、「院内の労務管理・労働環境改善の...

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介護納付金算定を精緻化
標準報酬総額 11月末日に報告時期を前倒し
係数の確定値は1月に告示予定

厚生労働省は9日、40~64歳の介護第2号被保険者が負担する介護納付金について、被用者保険等保険者がより正確に算定できるよう、標準報酬総額の見込み額の報告時期を現行の2月末日から「11月末日」に前倒しする案を公表した。報告時期の前倒しは、今年度の介護納付金算定に用いた係数に誤りがあったことへの対応の一環として行われ、令和2年度以降の納付金の算定から適用する。このため、厚労省は介護納付金の算定省令を改正する...

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大阪で「健康みらいトーク」
皆保険のありがたさ再認識

「健康みらいトークin大阪」(健康保険組合連合会大阪連合会主催)が5日、大阪市内のホールで開催され、約510人が集まった。自民党の松川るい参院議員、国民民主党の矢田わか子参院議員、吉本新喜劇の末成由美さんと未知やすえさんの4人が「あなたはこれからの健康どうする!?」をテーマに対談した。対談では国民皆保険制度の大切さが話題になり、外務省出身の松川氏は米国を引き合いに出して日本の皆保険の良さを強調したうえで、「高...

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