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健保ニュース 2026年3月上旬号

東京連合会総会
加入者と対話重ね価値をアピール
米川会長 健保組合経営に「ビジョン」を

健保連東京連合会は2月26日、第206回総会を開催し、令和8年度の事業計画と収入支出予算を原案通り了承した。冒頭にあいさつした米川孝会長は、各健保組合が事業主や加入者との対話を重ね、健保組合の価値をアピールするよう呼びかけた。

また、各健保組合が目指すべき姿やこだわりなど「ビジョン」を持つことが必要だとして、「会員組合個々のビジョンを支え、応援する東京連合会」を同連合会が掲げるキャッチフレーズに新たに加え、引き続き会員組合を支援する考えを示した。〈米川会長のあいさつの要旨は次の通り。〉




健保連は昨年、東京連合会も加わり、「『ポスト2025』健康保険組合の提言」を取りまとめた。皆さんは既に理事会や組合会などで活用していると思う。

提言は、「3つのお願い」、「4つの約束」、「5つのチャレンジ」という構成になっている。私も色々な機会を通じて説明しているが、「3つのお願い」から「4つの約束」、「5つのチャレンジ」に進む過程で、もう一段ステップを踏む必要があるのではないかと感じている。

皆さんも日頃感じているように、医療保険制度を説明する際、ほとんどの人は地域保険である国民健康保険と職域保険である協会けんぽ、我々健保組合の違いを理解していない。

我々健保組合は自主自立の精神のもと、自分たちで保険料率を決めることができる。そして、付加給付や保健事業といった他の保険者にはないサービスを提供できる唯一の立場にある。この点について、事業主や被保険者、加入者と十分にコミュニケーションができているだろうか。

事業主との対話によって、サービスを重点化し、効率的な事業運営を目指す組合もあるだろう。反対に、手厚い福利厚生を目指して、その一環として従業員の負担率を抑え、重症化予防や健診受診率、その他のフォローなどにこだわる組合もあるだろう。選択肢は健保組合の数だけある。

また、加入者に対しては、どのようなサービスを求めているか、アンケートを取るなどして、もっと聞き取る必要はないだろうか。

両者との対話を通じて、自分たちの価値をいま一度アピールすることができると思う。「4つの約束」に進む前にこのステップを踏むことで、各健保組合がどのような姿を目指すのか、何にこだわるのかという経営のビジョンが必要ではないかと思っている。

本日お集まりの皆さんはビジョンを持ち、各健保組合でこだわりの経営をしていると思う。私は、ビジョンがない健保組合は必要とされないと思っている。

現在、様々な分野で二極化が進んでいると言われている。我々健保組合の業界も、財政的に豊かな組合と苦しい組合に、二極化が進んでいくだろう。

そのような中で、連合会の役割は、会員組合個々のビジョンを支え、応援することだと思う。「この健保組合に加入していてよかった」「この健保組合に加入していたから従業員が健康になった、会社が元気になった」と思われるような魅力をそれぞれの健保組合が持ち、その魅力をアピールできるかどうかが、 これからの各健保組合の生き残りの鍵になると考えている。

東京連合会のキャッチフレーズは、「風通しのいい東京連合会」「行動する東京連合会」だ。来年度はこれに、「会員組合個々のビジョンを支え、応援する東京連合会」を加えたい。皆さんと共に、我々健保組合の価値向上につなげるべく頑張るので、引き続きの支援をお願いする。

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