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健保ニュース 2024年2月下旬号

令和5年度体力つくり優秀組織表彰
外国運輸金融健保が文部科学大臣賞
日産自動車健保が国民会議議長賞

地域や職場における保健・栄養の改善およびスポーツ・レクリエーションの普及活動(体力つくり運動)を推進し、顕著な業績をあげている組織を顕彰する「令和5年度体力つくり優秀組織表彰」(主催:体力つくり国民会議)がこのほど決定し、外国運輸金融健保組合(吉澤俊秀理事長・東京都)が「文部科学大臣賞」、日産自動車健保組合(上野敏夫理事長・神奈川県)が「体力つくり国民会議議長賞」をそれぞれ受賞した。

表彰式は、9日に開催されたスポーツ庁等主催の「生涯スポーツ・体力つくり全国大会2024」(松山市)のオープニングセレモニーの一環として行われ、全国から地方公共団体、スポーツ・レクリエーション団体、各種産業界等の関係者が参集したなか、文部科学大臣賞受賞5組織、体力つくり国民会議議長賞受賞3組織が登壇し、表彰状が授与された。

同表彰は、昭和39年の「国民の健康・体力増強対策について」の閣議決定にもとづき翌40年に結成された「体力つくり国民会議」(現在、8府省、211団体で構成)を中心に体力つくり運動の普及・充実を目的に実施されるもので、43年に地域組織を対象にスタートし、60年から職域組織も対象となった。

設立時から事業推進
加入者の健康に寄与

文部科学大臣賞を受賞した外国運輸金融健保組合は、平成29年度の体力つくり国民会議議長賞受賞を経てのステップアップ受賞となった。

同健保組合は、設立当初より「一次予防」に重点を置いて保健事業を推進しており、平成25 年には、組合員の健康寿命の延伸を目標とした「外国運輸金融健保組合ヘルシープラン」(10 か年計画)を策定し、戦略的に健康づくり対策に取り組んでいる。

昭和46年から続く「大運動会」を毎年開催し、「体力測定」などのプログラムを導入することで、参加者が自身の体力や状態を把握するなど、将来的なロコモ対策に資するよう取り組んでいる。

そのほか、健康づくり事業の柱として「わたしの健康づくりチャレンジ」を行っている。この事業は、1人ひとりが自身の健康づくりのために実行可能な生活習慣改善目標を立てて、1か月間取り組むプログラムとなっており、生活習慣病の重症化予防等に向けたハイリスク・アプローチを組み合わせながら事業を展開している。

設立当初より、健康づくり事業をはじめ、体育奨励事業等を通じて、加入者の健康の保持増進のために、積極的に保健事業を実施していることが評価された。

DX活用し事業展開
健康情報を可視化

体力つくり国民会議議長賞を受賞した日産自動車健保組合は、〝日産健保─みんなの健康応援団〟をビジョンに掲げ、「安心と信頼の医療保険」「一人一人の健康長寿」「スリムで効率的な事業経営」をミッションに事業を展開している。

同組合が運営する診療所を活用して、「若年層の健康づくり教室」、「運動指導教室」、「Weeklyエクササイズ」、「運動実践セミナー」などを開催し、加入者の健康増進に向けた行動変容を後押ししている。

平成30年からは健康ポータルサイトを導入し、健診結果等のデジタル化や自身の健康年齢を可視化することで健康リテラシーの向上を促すとともに、健診結果と医療費データから事業所ごとの健康状態がわかる健康レポートを発行し、健康課題の見える化を図ることでコラボヘルスの強化を行い、効果的に展開していることが評価された。

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