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健保ニュース

健保ニュース 2022年3月下旬号

厚労省メディアス・3年度10月
概算医療費 前年同月比で0.2%増
4~10月では5.2%増に

厚生労働省の「最近の医療費の動向(メディアス)」令和3年度10月号によると、10月の概算医療費は前年同月比で0.2%増加し、前月の同2.9%増から上昇幅は縮小したが、休日数などの違いによる影響を補正すると同2.5%増加していることが明らかになった。

また、3年4月から10月の7か月分の概算医療費は前年同期比で5.2%、前々年同期比で0.8%それぞれ増加。補正後でも同5.5%増加しており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い減少した前年の反動から上昇に転じている。

3年の概算医療費をみると、1月(前年同月比4.7%減)、2月(同4.4%減)は、マイナスの伸び率となったが、新型コロナウイルス感染症の影響で2年の医療費が1.2%減少した3月は同5.5%増へ5か月ぶりにプラスの伸び率に反転した。

2年の概算医療費が同8.8%減の4月と同11.9%減の5月は二桁を超える伸び率となったが、同1.5%増の10月は伸び率が縮小した。

制度別に10月の概算医療費をみると、被用者保険は本人同4.3%増、家族同0.5%増の全体で同3.0%増加し、本人の上昇幅が大きい。国民健康保険は同0.2%増加する一方、75歳以上の後期高齢者は同0.7%減少。未就学者は同5.1%増だった。

1人当たり医療費は同1.1%増で、被用者保険が同3.3%増、国保が同2.2%増、後期高齢者が同1.2%減となっている。

診療種類別概算医療費は、医科入院が同0.1%増、医科入院外が同1.4%増だった。歯科は同0.6%減、調剤は同1.9%減で、医科はプラスの伸び率となった。

医科入院は1日当たり医療費が同2.8%増で受診延日数が同2.7%減、医科入院外は1日当たり医療費が同4.1%増で受診延日数が同2.6%減、歯科は1日当たり医療費が同2.8%増で受診延日数が同3.3%減、調剤は処方箋当たり医療費が同0.0%増で処方箋枚数が同1.9%減。いずれも受診延日数の伸び率は低下した。

一方、4~10月の7か月分の概算医療費をみると、被用者保険は本人同9.7%増、家族同12.2%増の全体で同10.8%増。国保は同5.0%増、後期高齢者は同2.8%増だった。未就学者は同29.4%増と3割近く上昇した。

1人当たり医療費は同5.5%増で、被用者保険が同11.1%増、国保が同6.8%増、後期高齢者が同2.7%増となっている。

診療種類別概算医療費は、医科入院の同3.2%増に対し、医科入院外は同8.7%増と2倍超上昇。歯科は同7.4%増、調剤は同2.4%増だった。

医科入院は、1日当たり医療費が同4.4%増で受診延日数が同1.4%減。医科入院外は、1日当たり医療費が同2.6%増で受診延日数が同6.0%増。歯科は、1日当たり医療費が同2.1%増で受診延日数が同5.1%増。調剤は、処方箋当たり医療費が同3.5%減で処方箋枚数が同6.1%増。医科入院の受診延日数と調剤の処方箋当たり医療費を除き増加した。

医療機関種類別概算医療費は、医科病院同4.5%増、医科診療所同8.5%増、歯科病院同10.4%増、歯科診療所同7.2%増、保険薬局同2.4%増、訪問看護ステーション同19.2%増で、前年の反動からいずれも上昇した。

主たる診療科別医科診療所の医療費をみると、小児科(同53.3%増)、耳鼻咽喉科(同21.3%増)、内科(同7.7%増)、整形外科(同7.0%増)、産婦人科(同7.0%増)で大きなプラスの伸び率となった。

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