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健保ニュース 2020年1月中旬号

協会けんぽの令和2年度収支見込み
単年度黒字5445億円
拠出金の伸び0.3%増に鈍化

全国健康保険協会(安藤伸樹理事長)は12月25日、政府予算案を踏まえた協会けんぽの令和2年度収支見込みを発表した。収入11兆2348億円に対し支出10兆6903億円で、単年度収支差は5445億円の黒字を見込んだ。単年度収支を均衡させた場合の保険料率は9.45%となる。2年度末の準備金残高は3兆9042億円に達する。

収入総額は、全国平均保険料率を10%に据え置く前提で推計し、直近の元年度見込みと比べて3.2%上昇する。被保険者数が同64万人増の2526万人、標準報酬月額が同2600円増の29万3000円とそれぞれ増加し、保険料収入は同3.4%増の9兆9389億円となる。国庫補助等は同4.6%増の1兆2669億円で、元年度末時点の超過準備金に対する特例措置で約333億円が減額される一方、補助対象となる保険給付費が増える見通し。

支出総額は同3.0%増で収入の伸びを下回る。保険給付費は同5.2%増の6兆7261億円で、診療報酬のマイナス改定の影響を織り込んだが、加入者数が同102万人増の4135万人、1人当たり給付費が同4200円増の16万3000円といずれも増えると見込んだ。拠出金は同0.3%の伸びにとどまる。後期高齢者人口の伸びの鈍化や後期高齢者支援金の精算による戻り約720億円などが主な要因だ。

介護料率0.06ポイント増

介護分は、納付金が元年度と比べて208億円少ない1兆463億円になるものの、元年度末に見込まれる不足分467億円を加味し、保険料率を0.06ポイント増の1.79%と設定した。

介護納付金の減少は、2年前の精算による戻り約600億円と、総報酬割の全面移行に伴う概算額の伸びの鈍化が影響している。収入面では、国庫補助等が全面総報酬割によりなくなり、保険料収入だけ同814億円増の1兆905億円と見込んだ。

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