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2023年7月下旬号

健保連は14日の第523回理事会で、令和4年度の事業報告や一般会計収入支出決算、交付金交付事業特別会計収入支出決算など28議案を審議し、いずれも原案どおり了承した。理事会の決定事項を除き、28日に開催する総会に諮り正式に決定する。

健保連・第523回理事会
宮永会長 健保組合の声を制度改革に反映
マイナ保険証の取り組みを支援

健保連は14日、第523回理事会を開いた。冒頭あいさつした宮永俊一会長は、健保組合の財政状況は決して楽観できるものではないと指摘。2025年以降、現役世代を取り巻く環境は一層厳しくなり、残された課題は山積する状況のなか、健保組合の声を制度・政策に反映すべく、活動を展開していくと強調した。他方、マイナンバーカードと健康保険証の一体化について、加藤勝信厚生労働相を訪問し、意見交換を行ったことを報告。健...

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河本専務理事が情勢報告
全国大会前後 諸課題の検討の山場

健保連の河本滋史専務理事は14日の理事会で、最近の情勢を報告した。足元から年末にかけての主要なスケジュールを説明するなかで、少子化対策の財源の一部となる新たな支援金制度の設計を含む「こども未来戦略」の策定や令和6年度の診療報酬と介護報酬の同時改定における改定率の調整といった年末に向けた検討事項を示した。そのうえで、健保連が10月25日に開催する全国大会前後の時期が、「諸課題の検討の山場となる可能性...

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トリプル改定やマイナ保険証等
自民党厚労部会 6年度予算の課題を確認

自民党の厚生労働部会(田畑裕明部会長)は14日、厚労省が提出した令和6年度予算における主な課題を確認した。6年度予算における主な課題は、概算要求に向けた主な課題と年末に向けた予算編成過程での対応が見込まれる主な課題に整理。概算要求に向けた課題は、①今後の人口動態・経済社会の変化を見据えた保健・医療・介護の構築②構造的賃上げの実現に向けた三位一体の労働市場改革の推移と多様な人材の活躍促進③包摂社会の...

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厚労省が保険者等に通知
マイナカード オン資・確認不可の対応

厚生労働省は、「マイナンバーカードによるオンライン資格確認を行うことができない場合の対応」をまとめ、10日付で地方厚生局や都道府県、保険者、審査支払機関に通知した。患者の医療費負担や医療機関・薬局の窓口対応の取り扱いについて、▽被保険者等が適切な自己負担分(1~3割)の支払で必要な保険診療を受けられる▽医療機関等には、事務的対応以上の負担はかけない─という基本的考え方に沿って明確化し、周知徹底や運用...

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フォーミュラリの作成・運用へ
厚労省 基本的な考え方を通知
対象に生習病治療薬など想定

厚生労働省は、令和4年度厚生労働科学特別研究事業が取りまとめた「フォーミュラリの運用について」を、地方厚生局や都道府県に7日付で通知した。管内の地域や医療機関・薬局で「フォーミュラリ」を作成する際の参考となるよう、関係者に対する周知を求めた。医療機関等で医学的妥当性や経済性等を踏まえて作成された医薬品の使用方針を意味する「フォーミュラリ」については、政府の「骨太方針2021」で活用が盛り込まれたこ...

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利用者負担の一定以上所得範囲等
介護部会が年末結論へ議論再開
伊藤常務理事 見直しの確実な実施を

社会保障審議会介護保険部会(菊池馨実部会長)は10日、政府方針を踏まえた年末の結論に向けて、利用者負担の一定以上所得の範囲の取り扱いなど、介護保険制度の「給付と負担」の見直しに向けた議論を再開した。昨年の12月20日に介護保険部会が取りまとめた「意見書」は、利用者負担の一定以上所得の判断基準や、第1号保険料負担のあり方について、「遅くとも来年夏までに結論を得るべく引き続き議論」と整理。一方、政府が...

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厚労省メディアス・4年度2月
概算医療費4~2月で3.7%増
4年度は4%程度の伸び率に

厚生労働省の「最近の医療費の動向(メディアス)」令和4年度2月号によると、5年2月の概算医療費は前年同月比で10.4%増加し、伸び率は前月の5.1%増から2倍超増えた。休日数などの違いによる影響を補正した伸び率は同9.3%増となることが明らかになった。また、4年4月から5年2月の11か月分の概算医療費は前年同期比で3.7%増加。補正後でも同3.7%上昇した。新型コロナが影響した2年度概算医療費は患...

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協会けんぽ令和4年度決算見込
13年連続黒字計上 収支差4319億円
準備金4.7兆円で5.6月分

全国健康保険協会(安藤伸樹理事長)は7日、協会けんぽの令和4年度決算見込を公表した。収入総額は11兆3093億円(前年度比1.6%増)、支出総額は10兆8774億円(同0.4%増)で、収支差は4319億円の単年度黒字を計上。準備金残高は4兆7414億円と過去最高を更新した。収入・支出とも協会けんぽの発足以来、最も高い金額となった。収支差は、前年度から1328億円増加し、13年連続の黒字を計上した...

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