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2020年3月下旬号

厚生労働省の医療計画の見直し等に関する検討会は13日と18日に会合を開き、外来機能の明確化に向けて、「医療資源を重点的に活用する外来」を医療機関が都道府県に報告する仕組みを議論した。

大病院受診時の定額負担を医療保険部会が議論
一般200床以上を基準に検討開始
佐野副会長「議論を限定すべきでない」

厚生労働省は12日の社会保障審議会医療保険部会(部会長・遠藤久夫国立社会保障・人口問題研究所長)で、紹介状のない患者から定額負担を徴収しなければならない病院の範囲拡大について、一般病床200床以上を基準に検討する考えを示した。政府の全世代型社会保障検討会議は昨年末の中間報告で、「病床数200床以上の一般病院に拡大する」としたが、法律上で一般病院が定義されていないため、任意に徴収できる基準が一般病床200床以上と...

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健保連が公明党健保議員懇話会に出席
佐野副会長 現役世代の負担上昇に抑制を
後期2割対象は高額療養費・一般

健保連は12日、公明党の健康保険組合議員懇話会(会長・桝屋敬悟政調会長代理、衆院)に出席し、全世代型社会保障改革の実現に向けた健保連の考え方を説明した。このなかで佐野雅宏副会長は、現役世代の負担上昇の抑制に繋がる見直しの必要性を強く訴えた。この日の会合には、同懇話会の桝屋会長、秋野公造幹事長(参院)、大口善徳政調会長代理(衆院)、高木美智代政調会長代理(厚生労働部会長、衆院)など、衆参合わせ10数名の国...

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新型コロナウイルスに伴う組合事業運営
健保連 保険局長に緊急要望書を提出

健保連は18日、新型コロナウイルス感染症に伴い、健保組合業務や事業への影響が懸念されることから、健保組合業務停止時におけるガイドライン等の提示や、特定健診・特定保健指導の弾力的な運用などを求める佐野雅宏副会長名の緊急要望書を、厚生労働省の?谷浩樹保険局長あてに提出した。河本滋史常務理事が同日、姫野泰啓保険課長に要望書を手交した。政府は感染症拡大に伴い、各企業に在宅勤務やテレワークを推奨しているが、健保...

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新型コロナ・第2弾緊急対応策
保険料の納期限延長等に対応
厚労省事務連絡 事業所、加入者の状況に配慮

政府の新型コロナウイルス感染症対策本部は10日、第2弾となる緊急対応策をまとめた。この緊急対応策を受け、厚生労働省は同日、「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う保険料等の取り扱いについて」と題する事務連絡を健保組合宛てに発出した。このなかで、事業所に対する保険料の納期限の延長や納付猶予については、事業所に発生した状況に応じて、従前通り、各保険者において、適切な措置を講じるよう求めた。任意継続被保険者に...

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医療計画見直し検討会
資源重点活用の外来を明確化
都道府県に機能を報告

厚生労働省は13日の医療計画の見直し等に関する検討会で、外来機能の明確化に向けて、「医療資源を重点的に活用する外来」を医療機関が都道府県に報告する仕組みを提案した。医療資源を重点的に活用する外来として、①入院前後の外来(手術、一定の処置、麻酔、短期滞在手術等基本料2.3を算定)②高額等の医療機器・設備を必要とする外来(外来化学療法加算、外来放射線治療加算、一定の検査・画像診断・処置、手術、病理などを算定)...

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幸野理事が2年度診療報酬改定を総括 その(2)
外来の機能分化推進へ道筋
患者の視点を欠く部分は残念

健保連の幸野庄司理事へのインタビュー第2回は、外来医療を中心に令和2年度診療報酬改定について聞いた。中央社会保険医療協議会の支払側委員として、大病院と診療所・中小病院のさらなる役割分担とオンライン医療の活用に向け、一定の道筋をつけることができたと総括した。かかりつけ医機能を手当てする「機能強化加算」の見直しでは、医療費を負担する患者の視点が十分に反映されなかったものの、患者への情報提供が充実される...

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元年度・健康スコアリング効果検証
コラボヘルス実施組合が倍増
企業側と定期的に議論

日本健康会議はこのほど、令和元年度の健康スコアリングレポートの効果検証結果を発表した。企業と定期的な議論の場を設け、連携して健康づくりに取り組む「コラボヘルス」を実施している健保組合は、単一組合で前年度に比べて22.5ポイント増の53.7%、総合組合で同20.6ポイント増の43.3%と、前年度から2倍近くに増えた。結果は、厚生労働省で実施したアンケートをもとに日本健康会議がまとめたもので、全1373健保組合のうち、893の単一組合と...

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