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健保ニュース 2026年1月下旬号

厚労省 がん5年生存率を初公表
前立腺92% 膵臓12% 部位で大きな差異

厚生労働省は14日、平成28年の「全国がん登録生存率報告」や令和4年と5年の「全国がん登録罹患数・率報告」の結果を公表した。

このうち初めて公表する「全国がん登録生存率報告」によると、平成28年に新たにがんと診断された15歳以上の患者の全国の5年生存率は、▽前立腺92.1%▽甲状腺91.9%▽皮膚91.1%▽乳房88.0%▽子宮75.5%──の順で高かった一方、▽膵臓11.8%▽胆のう・胆管23.0%▽肝臓33.4%▽脳・中枢神経系34.7%▽肺37.7%──で低く、部位により大きな差異がみられた。

全国がん登録はがん登録推進法に基づき、全ての病院と都道府県が指定した診療所に対し、平成28年からがん患者の情報の登録を義務づけたもので、毎年、国立がん研究センダーで集計し、厚労省で取りまとめている。

今回公表された5年生存率は、全国がん登録を基に調査開始年にがんと診断された患者の全国のデータを集計した。

平成28年に新たにがんと診断された15歳以上の患者のうち、罹患数の多い部位は、大腸が15万9093人(5年生存率67.8%)、胃が13万2588人(64.0%)、肺が12万3791人、乳房が9万7250人、前立腺が8万8961人などとなっており、肺がんは罹患数が多く5年生存率が低かった。

15歳未満の5年生存率は、全体で82.4%だった。部位別では▽網膜芽腫97.6%▽リンパ腫、リンパ網内系腫瘍95.7%▽腎腫瘍90.4%──などとなっており、罹患数が最多の「その他特定されない悪性腫瘍」に次いで多かった「白血病、リンパ増殖性疾患、骨髄異形成症患」(罹患数436人)は82.2%だった。

また、「全国がん登録罹患数・率報告」によると、令和5年に新たにがんと診断された人は、全国で99万3469人となり、前年から横ばいとなっている。

部位別では大腸(15.4万人)、肺(12.4万人)、胃(10.5万人)、乳房(10.3万人)、前立腺(10.2万人)の罹患数が多い。性別では、男性が▽前立腺(10.2万人)▽大腸(8.5万人)、肺(8.1万人)、胃(7.1万人)、膵臓(2.4万人)──、女性が▽乳房(10.3万人)、大腸(6.9万人)、肺(4.3万人)、胃(3.4万人)、子宮(3.1万人)──の順だった。

このほか、人口10万人あたり罹患率は798.9だった。

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