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健保ニュース 2025年12月上旬号

健保組合事業への長年の功績たたえ
令和7年度厚生労働大臣表彰式を開催
関係者49人が受賞

厚生労働省は11月25日、東京・霞が関の同省講堂で「令和7年度健康保険組合関係功績者厚生労働大臣表彰式」を開催し、保険給付や加入者の健康づくりなどの健保組合業務に長年携わってきた49人を表彰した。表彰式の冒頭、山田雅彦厚生労働審議官が上野厚労相のあいさつを代読し、受賞者の功績をたたえた。式典では受賞者一人ひとりの名前が読み上げられ、代表してLIXIL健保組合の中山敦子事務長が登壇し、表彰状を受け取った。続いて、富士フイルムグループ健保組合の篠原正泰理事長付が「医療保険制度の発展に寄与したことが認められ、表彰されるのは望外の幸せだ」と謝辞を述べた。

今年度は健保組合の常務理事、事務長、事務職員をはじめ、健保組合直営病院の職員など49人が受賞した。

表彰式は、上野厚労相が公務のため欠席したが、厚労省を代表し山田審議官が壇上に列席。保険局の佐藤康弘保険課長も出席した。また、健保連からは宮永俊一会長、佐野雅宏会長代理をはじめ幹部役員が参列した。

山田審議官は健保組合の発展のための受賞者の尽力について、「その功績は組合運営を担う人々の模範となるものであり、深く敬意と謝意を表する」とたたえた。

受賞者を代表して謝辞を述べた篠原氏は、健保組合が保険給付などの基本的な業務を確実に実行しながら、加入者の健康を守るため、コラボヘルスに積極的に取り組むなど「保険者機能を最大限に発揮できるよう努力してきた」と語った。

また、国民皆保険制度を守り、将来世代に引き継ぐために、全世代型社会保障改革や医療DXの推進が「いま、まさに求められている」と強調した。

その上で、「『ポスト2025』健康保険組合の提言」に沿って「4つの約束」「5つのチャレンジ」に果断に取り組み、「誰もが健康で生き生きと活躍できる社会を支え、貢献できるよう努力を重ねていく」と述べた。

健保連の宮永会長は受賞者の長年の努力に感謝の言葉を述べるとともに、全国の加入者2800万人の健康と安心を守るため、「これまで以上に優れた保険者機能の発揮が求められる」とし、今後のさらなる尽力に期待を寄せた。

併せて、提言に沿った取り組みが国民皆保険制度の維持につながると強調した。
 厚労省は組合管掌健康保険に対する功績が顕著で、他の模範と認められる健保組合関係者に対し、その功績をたたえ労苦に報いるとともに、事業の発展に寄与することを目的に、厚生労働大臣表彰を行っている。

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