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健保ニュース 2021年11月中旬号

厚労省メディアス・3年度6月
概算医療費 前年同月比で5.4%増
4~6月は9.0%増に

厚生労働省の「最近の医療費の動向(メディアス)」令和3年度6月号によると、6月の概算医療費は前年同月比で5.4%増加し、5月の同11.5%増から上昇幅は縮小した。休日数などの違いによる影響を補正した数値も同様の伸び率となることが明らかになった。

また、4月から6月の3か月分の概算医療費は前年同期比9.0%(前々年度同期比0.6%)増加した。補正後でも同8.9%増加しており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い減少した前年の反動から増加に転じている。

3年の概算医療費をみると、1月(前年同月比4.7%減)、2月(同4.4%減)はマイナスの伸び率となったが、新型コロナウイルス感染症の影響で2年の医療費が1.2%減少した3月は同5.5%増へ5か月振りにプラスの伸び率に反転。

2年の医療費が同8.8%減の4月と同11.9%減の5月はマイナスの伸び率となったが、同2.4%減の6月は伸び率が縮小した。

制度別に6月の概算医療費をみると、被用者保険は本人同10.8%増、家族同15.2%増の全体で同12.6%増加し、家族の増加幅が大きい。国民健康保険は同5.4%増、75歳以上の後期高齢者も同1.4%増といずれも増加した。未就学者は同38.1%増と4割近く上昇。前年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う患者の受診控えの反動が顕著に現れた。

1人当たり医療費は同5.7%増で、被用者保険が同12.6%増、国保が同7.1%増、後期高齢者が同1.5%増となっている。

診療種類別概算医療費は、医科入院が同4.1%増、医科入院外が同7.7%増だった。歯科は同5.1%増、調剤は同3.6%増で、いずれもプラスの伸び率となった。

医科入院は1日当たり医療費が同4.6%増で受診延日数が同0.7%減、医科入院外は1日当たり医療費が同1.0%増で受診延日数が同6.6%増、歯科は1日当たり医療費が同2.6%増で受診延日数が同2.4%増、調剤は処方箋当たり医療費が同3.7%減で処方箋枚数が同7.5%増。医科入院の受診延日数と調剤の処方箋当たり医療費は減少した。

一方、4~6月の3か月分の概算医療費をみると、被用者保険は本人同14.0%増、家族同20.3%増の全体で同16.6%増。国保は同8.9%増、後期高齢者は同5.5%増だった。未就学者は同43.3%増と大きく上昇した。

1人当たり医療費は同9.5%増で、被用者保険が同16.5%増、国保が同10.6%増、後期高齢者が同5.5%増となっている。

診療種類別概算医療費は、医科入院の同6.6%増に対し、医科入院外は同13.8%増加。歯科は同16.5%増、調剤は同3.0%増だった。

医科入院は1日当たり医療費が同5.9%増で受診延日数が同0.4%増、医科入院外は1日当たり医療費が同0.9%増で受診延日数が同12.8%増、歯科は1日当たり医療費が同2.4%増で受診延日数が同13.7%増、調剤は処方箋当たり医療費が同7.2%減で処方箋枚数が同11.0%増。調剤の処方箋当たり医療費のみ減少した。

医療機関種類別概算医療費は、医科病院同8.1%増、医科診療所同14.1%増、歯科病院同28.1%増、歯科診療所同15.9%増、保険薬局同3.0%増、訪問看護ステーション同21.6%増で、前年の反動からいずれも増加した。

主たる診療科別医科診療所の医療費をみると、小児科(同76.0%増)、耳鼻咽喉科(同37.7%増)、眼科(同17.5%増)、整形外科(同14.4%増)、産婦人科(同14.0%増)、内科(同11.0%増)で2桁を超えるプラスの伸び率となった。

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