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健保ニュース 2020年10月下旬号

厚労省メディアス・2年度6月
概算医療費 前年比で2.4%減少
4~6月では7.7%減に

厚生労働省の「最近の医療費の動向(メディアス)」令和2年度6月号によると、6月の概算医療費は前年同月比で2.4%縮小し、5月の同11.9%減に比べ改善したが、休日数などの違いによる影響を補正すると同6.1%減に拡大することが明らかになった。

また、4月から6月までの3か月分の概算医療費は前年同期比7.7%減少した。補正後では同9.9%減と1割近く減少しており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う患者の受診控えの影響が如実に現れた結果となった。

2年の概算医療費をみると、1月(前年同月比1.2%増)、2月(同2.7%増)はプラスの伸び率となったが、新型コロナウイルス感染症の感染者数が増えてきた3月に同1.2%減へと5か月振りにマイナスの伸び率に反転した。

さらに、緊急事態宣言が発令された4月は同8.8%減、5月は同11.9%減へと減少幅が拡大。感染者数が一定程度、落ち着いた6月は2.4%減と大きく改善した。

制度別に6月の概算医療費をみると、被用者保険は本人同1.2%減、家族同11.3%減の全体で同4.6%減少し、家族の減少幅が大きい。国民健康保険は同2.9%減、75歳以上の後期高齢者も同0.4%減といずれも減少。未就学者は同25.3%減と大幅に減少した。

1人当たり医療費は同2.1%減で、被用者保険が同4.8%減、国保が同0.2%減、後期高齢者が同1.8%減となっている。

診療種類別概算医療費は、医科入院が同3.9%減、医科入院外が同2.6%減だった。5月(医科入院同10.2%減、医科入院外同15.4%減)に比べ、入院外が大きく改善し減少幅は逆転した。歯科は同0.2%減、調剤は同0.1%増で、調剤のみプラスの伸び率となった。

医科入院は1日当たり医療費が同3.0%増で受診延日数が6.8%減、医科入院外は1日当たり医療費が同7.7%増で受診延日数が同9.6%減、歯科は1日当たり医療費が同6.7%増で受診延日数が同6.4%減、調剤は処方箋当たり医療費が8.9%増で処方箋枚数が同8.1%減となっている。

1日当たり医療費は、令和元年6月(医科入院1.3%増、医科入院外3.2%増、歯科1.5%増、調剤2.2%増)と比べると大きく増加している。

一方、4~6月の3か月分の概算医療費をみると、被用者保険は本人同5.8%減、家族同18.3%減の全体で同10.3%減。国保は同8.8%減、後期高齢者は同5.6%減で、未就学者は同31.8%減と3割を超えた。

1人当たり医療費は同7.5%減で、被用者保険が同10.5%減、国保が同6.2%減、後期高齢者が同6.9%減、未就学者が同29.5%減となっている。

診療種類別概算医療費は、医科入院の同6.9%減に対し、医科入院外は同10.6%減と大きく減少。歯科は同10.2%減、調剤は同3.9%減だった。

医科入院は1日当たり医療費が同0.8%増で受診延日数が7.6%減、医科入院外は1日当たり医療費が同7.8%増で受診延日数が同17.1%減、歯科は1日当たり医療費が同7.1%増で受診延日数が同16.2%減、調剤は処方箋当たり医療費が12.2%増で処方箋枚数が同14.4%減。受診延日数は、医科入院を除き2桁の減少幅となった。

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