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健保ニュース 2020年9月中旬号

厚労省・14日付人事異動
事務次官に樽見氏を登用
幹部級の発令から1か月後

加藤勝信厚生労働相は4日の閣議後記者会見で、14日付で発令される同省次官級の人事異動を明らかにした。

鈴木俊彦厚労事務次官が辞職し、後任に樽見英樹内閣官房内閣審議官(兼新型コロナウイルス感染症対策推進室長)の起用を決めた。樽見氏の後任には吉田学内閣官房内閣審議官(兼新型コロナウイルス感染症対策推進室次長)を昇格させる。

厚労省幹部級の人事異動については、8月7日、11日、17日付で既に発令されており、今回の事務次官人事のみ約1か月遅れのタイミングとなった。

加藤厚労相は樽見氏を事務次官に起用した理由について、「新型コロナウイルス感染症の対策推進室長として役所全体の最先端で務めており、かなりの部分は厚労省の所管事項であるので、引き続き事務次官を担っていただくのが適切だということ」と説明した。

一方、8月の幹部級人事から1か月程度、後ろ倒しになった理由は、「今回の人事は、全体の体制を新たにするなかで、あらかた予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、事務次官人事は少し後送りするということで当初から想定していた」と言及。

そのうえで、感染状況も落ち着きをみせていること、8月に人事異動が発令された幹部職員は約1か月経つなかでそれぞれが着実にその任務を遂行し役所全体が動き出していることから、このタイミングで事務次官の人事異動を判断したとの認識を示した。(樽見事務次官の職歴は次のとおり。敬称略)

▽事務次官 樽見英樹(たるみ・ひでき)
昭和58年東京大学法学部卒。厚労省大臣官房総務課広報室長、社会保険庁総務部総務課長、日本年金機構本部経営企画部長、厚労省大臣官房人事課長、大臣官房審議官(健康、生活衛生担当)、大臣官房長、保険局長、医薬・生活衛生局長などを経て、令和2年3月から内閣官房内閣審議官。千葉県出身。60歳。

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