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健保ニュース 2020年2月下旬号

29年度「医療費の地域差分析」
地域、職域合わせて福岡が最高
年齢調整後の1人当たり医療費

厚生労働省はこのほど、平成29年度の「医療費の地域差分析」を公表した。地域ごとの医療費に差が生じる要因のひとつである、加入者の年齢構成の違いを補正して、年齢構成が全国平均と同じと仮定した場合の1人当たり医療費を算出した。このため、年齢調整後の地域差は実際の医療費よりも縮小する方向に作用する。

地域保険の市町村国保と後期高齢者を合わせた29年度の1人当たり医療費を都道府県別にみると、実績の医療費で高い順から11番目の福岡が、年齢調整後の医療費は最も高くなる。被用者保険も含めた国民医療費も実績では12番目の福岡が、年齢調整後に最も高い結果となった。

年齢調整後1人当たり医療費の全般的な傾向は、北海道と西日本が高く、東日本が低い。地域差に与える影響は入院が大きく、年齢調整後の国民医療費でトップの福岡は入院が5番目に高く、最低の新潟は入院、外来ともに最も低い。

1人当たり国民医療費は、平均33万9929円。年齢調整後の医療費を指数で把握、比較する観点から、全国平均の指数「1」に対して、最高の福岡は1.143、次いで、佐賀1.140、高知1.139、長崎1.132、大阪1.122と続く。最も低い新潟は0.858、次いで長野0.890、岩手0.894、千葉0.901、静岡0.908。

市町村国保の1人当たり医療費は、平均35万5668円。年齢調整をすると、佐賀(指数1.207)、鹿児島(1.174)、長崎(1.163)、大分(1.151)、山口(1.147)などの順に高く、逆に茨城(0.889)、愛知(0.912)、千葉(0.919)、栃木(0.920)、埼玉(0.923)などが低い。

後期高齢者の1人当たり医療費は、平均92万8612円。年齢調整をすると、高知(1.218)、福岡(1.210)、長崎(1.166)、大阪(1.153)、北海道(1.134)が高く、岩手(0.806)、新潟(0.807)、秋田(0.849)、青森(0.853)、山形(0.860)が低い。

市町村国保と後期高齢者を合わせた1人当たり医療費は、平均56万4527円。年齢調整をすると、福岡(1.182)、高知(1.178)、佐賀(1.159)、長崎(1.152)、鹿児島(1.143)の順に高く、新潟(0.864)、岩手(0.886)、千葉(0.896)、栃木(0.897)、静岡(0.897)が低い。

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