HOME > けんぽれんの刊行物 > 健保ニュース > 2021年9月上旬号

健保ニュース

健保ニュース検索

2021年9月上旬号

自民党の厚生労働部会は8月26日、令和4年度厚労関係予算概算要求ならびに税制改正要望について議論し、部会長一任で了承した。田村憲久厚労相は、国民生活に関わる予算をしっかり獲得していくと述べ、協力を求めた。

中医協総会が入院医療の議論を開始
機能分化・連携の推進など論点
幸野理事 地域医療構想を後押し

中央社会保険医療協議会(小塩隆士会長)は8月25日、総会を開催し、令和4年度の次期診療報酬改定に向けて、「入院医療」の議論を開始した。急性期・回復期・慢性期入院医療における各課題を踏まえ、厚生労働省が医療機能の分化・連携を推進する提供体制の評価のあり方を論点として提起した。健保連の幸野庄司理事は、人口構造や疾病構造の変化を課題に位置づけ、次期改定では地域医療構想を後押しする施策が必要と強調。診療側は...

... 続きを読む

在宅医療の議論を開始
推進へ24時間体制など論点

中医協総会は8月25日、令和4年度の次期診療報酬改定に向けて、「在宅医療」の議論を開始した。厚生労働省は、▽在宅医療▽訪問看護▽在宅歯科医療▽在宅患者訪問薬剤管理指導─についての課題と論点を示した。「在宅医療」にかかる診療報酬上の評価については、平成18年度改定で、高齢者が住み慣れた家庭や地域で療養しながら生活を送り、身近な人に囲まれて在宅での最期を迎えることも選択できるよう、「在宅療養支援診療所」を新設...

... 続きを読む

中医協が新型コロナ特例対応を承認
中等症患者への診療評価を拡充
救急医療管理加算 4倍、6倍に引き上げ

中医協は8月26日、持ち回りで総会を開催し、新型コロナウイルス感染症を踏まえた診療にかかる特例的な対応を承認した。これまで、「救急医療管理加算1」の3倍、5倍の加算を算定可能とした中等症の新型コロナ患者の診療にかかる評価を4倍、6倍にそれぞれ引き上げる。8月27日から適用した。新型コロナ患者の受け入れにかかる特例的な対応として、令和2年5月26日から、中等症の新型コロナ患者について、「救急医療管理加算1」...

... 続きを読む

厚労省・4年度予算概算要求
一般会計は過去最大33.9兆円
コロナ対策、改定率は検討事項

厚生労働省は8月26日、令和4年度予算概算要求を公表した。一般会計総額は前年度比8070億円増の33兆9450億円で過去最大を更新した。新型コロナウイルス対策は現段階で感染状況が見通せないことから、金額を明示しない「事項要求」とする扱いが目立ち、年末の予算編成過程で調整する。また、医療費の伸びに影響する診療報酬改定率も年末に決着するなど、最終的な予算額は変動する要素が含まれている。要求段階の一般会計総額のうち、医療...

... 続きを読む

規制改革推進会議
6月答申に向け5WG設置
菅首相 年内の中間取りまとめを要請

政府の規制改革推進会議は8月23日、議長を選任するとともに、今後の進め方を了承した。議長には、夏野剛氏(慶應義塾大学政策・メディア研究科特別招聘教授)が就いた。今後の進め方は、まず令和4年6月を目途に内閣総理大臣への答申を取りまとめる。新たにスタートした委員任期2年のうち約1年間をサイクルとし、規制改革の審議を進める。同日の会議に出席した菅義偉首相は、今年中の中間取りまとめの作成を要請するとともに、河野...

... 続きを読む

総合健保の令和2年度決算見込み
新型コロナ受診控えが影響
高齢者関係の納付金は増大

全国総合健保組合協議会(会長・高井昌史出版健保組合理事長)はこのほど、会員242組合の令和2年度決算見込みをまとめた。2年度の収支差引額は、880億円の黒字を計上した。新型コロナウイルス感染症などの影響で、保険料収入が前年度から約60億円減少したが、受診控えにより保険給付費がこれを上回る形で約600億円減少したことが黒字の要因。一方、高齢化に伴い後期高齢者支援金などの納付金は増大しており、依然として財政を圧迫してい...

... 続きを読む

新型コロナワクチン職域接種報告会
4組合が取り組み事例を発表

健保連は7月27日、新型コロナワクチン職域接種に係るWEB事例報告会を実施した。報告会では、職域接種を実施しているトッパングループ、東京証券業、日野自動車、計機の4健保組合が取り組み事例を説明した。事例報告では、WEB参加した健保組合からのアンケートをもとに、職域接種を実施するにあたり工夫した点や苦労した点をインタビュー形式で発表した。そのなかで、健保組合の多くがワクチン不足により納品が遅れ、接種計画のスケジ...

... 続きを読む

健保組合の令和元年度特定健診データ分析
40~74歳 4割近くが「肥満該当者」
非肥満に比べ複数リスク保有

健保連はこのほど、健保組合に加入する40~74歳の健診検査値からみた受診者の健康状態に関する令和元年度調査の結果を公表した。それによると、受診者の4割近くが「肥満該当者」で、被扶養者に比べ被保険者の割合が圧倒的に高いことが明らかになった。調査は、514組合の特定健診受診者457万947人のデータをもとに、健診検査値の判定基準に基づく該当者の分布状況や保健指導対象者の階層化状況を調べ、健康状態について考察した。健診受診...

... 続きを読む

バックナンバー

けんぽれんの刊行物
KENPOREN Publication

2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年

健康保険組合連合会

Copyright(c)2015 KENPOREN. National Federation of Health Insurance Societies. All rights reserved.