健保ニュース
健保ニュース 2025年11月下旬号
東海4連合会が「データヘルスフェスタ」開催
岐阜・江崎知事が基調講演
医療・健康分野におけるデータ活用の最前線を紹介するイベント「データヘルスフェスタin東海」 が11日、名古屋市内で開催された。健保連の愛知、静岡、岐阜、三重の4連合会の共同事業で、東海地区の健保組合関係者を中心に約250人が来場し、最新の健康アプリや運動・栄養・メンタル支援ツールなどを体験した。
イベントでは、岐阜県の江崎禎英知事が基調講演を行い、人生100年時代における健康づくりの重要性を訴えた。江崎氏は人間の生物学的な寿命の限界は120歳程度であるとした上で、60歳になるまでの生活と60歳以降の生活と二つに分け、後半の人生を「暗い」、「不安」などと考えるのではなく、「楽しく生活できるもの」と視点を変えて捉えるべきだと指摘した。
また、「男女とも平均寿命が80歳を超え、死因の多くを生活習慣病が占める現在、若い頃から予防に取り組めば発症を防ぎ、2周目の人生を楽しむことができ、医療費の削減効果も期待できる」と述べた。
このほか、社会保険診療報酬支払基金の安藤公一理事長特任補佐と矢崎和彦分析評価部長が講演を行った。