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健保ニュース 2025年11月中旬号

高額療養費の見直し
首相 患者負担「過度にならないよう配慮」
衆参代表質問

高市首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が4~6日、衆参両院で行われた。立憲民主党の野田代表が高額療養費制度の見直しについて、「(患者負担の上限額を)引き上げないという政治判断もあるのか。明快に答えていただきたい」とただしたのに対し、首相は「患者の経済的な負担が過度にならないよう配慮しながら、負担能力に応じてどう分かち合うかという観点から検討を進める」と答えた。

社会保障改革については、「OTC類似薬を含む薬剤自己負担の見直しや、金融所得の反映など応能負担の徹底、電子カルテを含む医療機関の電子化を通じた効率的で質の高い医療の実現などについて迅速に検討し、改革を進める中で現役世代の保険料負担を抑える」と述べた。

社会保障改革の議論の場となる、与野党や有識者からなる「国民会議」については、「給付と負担のあり方や、給付付き税額控除の制度設計を含めた税と社会保障の一体改革について、野党も交え丁寧な議論を進めたい」と呼びかけた。

6月の自民、公明、日本維新の会の3党による合意書に盛り込まれた病床削減に向けては、「不要になると推定される約11万床について調査した上で、次の地域医療構想までに削減を図る」と述べた。

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