健保ニュース
健保ニュース 2025年8月下旬号
総務省 1月時点の人口
日本人、過去最大の90万人減
外国人は最多の35万人増
総務省は6日、「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和7年1月1日現在)」を公表した。日本人の総人口は前年比90万8574人(0.75%)減の1億2065万3227人で、減少幅は昭和43年の調査開始以降で最大となった。一方、国内に住む外国人は35万4089人(10.65%)増の367万7463人で、平成25年の調査開始以来最多となった。
日本人の出生数と死亡者数の差である自然増減は、91万2161人(前年比6万1801人増)減となり、17年連続で拡大。出生者数は68万7689人(同4万1678人減)、死亡者数は159万9850人(同2万123人増)で、それぞれ過去最少と過去最多を更新している。
外国人の自然増減は、1万3665人(同2826人増)増で、過去最多の増幅となった。出生数は2万2738人(同3193人増)、死亡者数は9073人(同367人増)でいずれも過去最多となった。
海外からの転入者と海外への転出者の差を示す社会増減をみると、日本人は3587人増えた。転入者は474万6006人(同8万5846人減)、転出者は477万4334人(同10万114人減)で、いずれも過去最少となった。
また、総人口に占める年齢3区分ごとの人口割合は、0~14歳の年少人口(1402万4970人、同36万1012人減)が11.28%、15~64歳の生産年齢人口(7438万9260人、同18万4127人減)が59.83%、65歳以上の老年人口(3591万6427人、同9333人減)が28.89%で、2年ぶりに全世代で減少した。
日本人の都道府県別の増減数は、東京都(同0.13%増)を除く46道府県で減少。増減数は北海道の5万9896人減、増減率は秋田県の1.91%減が最大だった。
なお、外国人住民は、全ての都道府県で増加している。増減数は東京都の7万3807人増、増減率は北海道の19.57%増が最大だった。