HOME > けんぽれんの刊行物 > 健保ニュース > 2023年11月上旬号

健保ニュース

健保ニュース検索

2023年11月上旬号

健保連の宮永俊一会長は令和5年度健保組合全国大会の基調演説で、負担を将来世代に先送りせず、持続可能でより良い皆保険制度として将来世代に継承することがわれわれの使命と強調し、全世代型社会保障制度改革の実現や医療DXの推進、保険者機能の強化が必要と訴えた。

宮永俊一会長・基調演説
皆保険制度の継承へ使命遂行
主張実現へ先頭に立ち活動

健保連の宮永俊一会長は10月25日の令和5年度健康保険組合全国大会で基調演説した。団塊の世代がすべて後期高齢者となる2025年、高齢化のピークを迎える2040年にかけ、健保組合の赤字基調は強まり、「このままでは健保組合の存続が財政的に危ぶまれる事態になりかねない」と危惧。少子化の流れが加速するなか、負担を将来世代に先送りせず、持続可能でより良い皆保険制度として将来世代に継承することがわれわれの使命と強調し、全世代...

... 続きを読む

健保組合の安定的な運営確保へ
自民党皆保険議連 制度改正や財政支援を要望
少子化策など政府に申し入れ確認

自民党の「国民皆保険を守る国会議員連盟」(鈴木俊一会長)は10月24日、参議院議員会館で第7回総会を開催した。議連として提言する「令和6年度予算編成および制度改正に対する要望(案)」を議論し、取り扱いを丸川珠代幹事長に一任したうえで取りまとめた。要望書は、この日の総会で健保連から聴取した「健保組合・健保連の重点要望」を踏まえた内容で、①少子化対策②令和6年度診療報酬、介護報酬等の同時改定に向けて③...

... 続きを読む

マイナ保険証活用でクリニック視察
武見厚労相 事務負担軽減等メリットPR

武見敬三厚生労働相は10月19日、マイナンバーカードを健康保険証として積極的に利用している東京都千代田区の「お茶の水・井上眼科クリニック」を視察し、簡便な情報の確認や事務負担の軽減など、マイナ保険証の利用による様々なメリットをアピールした。武見厚労相による健康保険証としてのマイナンバーカードの活用事例の視察は、今回が初めて。直近の8月でマイナ保険証を1220件利用しているお茶の水・井上眼科クリニッ...

... 続きを読む

岸田首相が所信表明演説
処遇改善へ公定価格見直し
高齢化等の事業者収益増反映

第212回臨時国会が10月20日に召集され、岸田首相は23日、衆参両院の本会議で所信表明演説を行った。会期は12月13日までの55日間。岸田首相は、「変化の流れを絶対に逃さない、掴み取る」との考えの下、何よりも経済に重点を置き、①供給力の強化②国民への還元─を車の両輪として「総合経済対策」を取りまとめ、実行していく方針を示した。このうち、①では、「年収の壁・支援強化パッケージ」について言及。「今後、106万円の壁に近...

... 続きを読む

中医協が診療報酬改定案を答申
訪問看護 オン資導入の義務化に対応

中央社会保険医療協議会(小塩隆士会長)は10月18日、令和6年秋の訪問看護ステーションにおけるオンライン資格確認の導入の義務付けや、6年4月のオンライン請求の推進に伴う所要の見直しを武見敬三厚生労働相に答申した。これを受け厚労省は、省令、告示の交付に向けて事務的な作業を進める意向を示した。武見厚労相は、10月11日の中医協総会に、「指定訪問看護ステーションにおけるオンライン資格確認の導入の義務付け...

... 続きを読む

薬価部会が新創加算テーマに議論
累積額控除の時期が論点に

中医協の薬価専門部会は10月18日、令和6年度の次期薬価改定に向け、新薬創出・適応外薬解消等促進加算をテーマに2巡目の各論の議論を開始した。厚生労働省はこの日の会合に、新薬創出等加算に関する検討事項として、①企業要件・企業指標②品目要件③加算の計算式/乖離率④控除の時期─を設定。これらに、新薬である期間中の価格、後発医薬品収載後の価格のあり方を加えた5項目に対する論点を示した。このうち①は、特に医...

... 続きを読む

令和3年度国民医療費
前年度比4.8%増 過去最高の45兆円
1人当たりは35万8800円

厚生労働省は10月24日、令和3年度の国民医療費が過去最高の45兆359億円(前年度に比べ2兆694億円、4.8%の増加)だったと公表した。前年度から4.8%増加した要因として、人口の高齢化や医療の高度化などプラスに影響する要素があったほか、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う前年度の受診控えの反動も大きな要因として作用した。1人当たりの国民医療費は35万8800円で、前年度と比べ5.3%(1...

... 続きを読む

後発品使用割合・5年3月診療分
1095健保組合が80%以上
全保険者平均は80.89%に上昇

厚生労働省はこのほど、令和5年3月診療分の保険者別後発医薬品の使用割合を公表した。それによると、政府が目標とする使用割合80%を達成している健保組合は1095組合にのぼることがわかった。また、全保険者平均は80.89%で、4年9月診療分の79.94%より0.95ポイント上昇した。全保険者平均が80%を超えるのは初めてで、過去最高の値となった。政府は平成29年6月に閣議決定した「骨太方針2017」の...

... 続きを読む

バックナンバー

けんぽれんの刊行物
KENPOREN Publication

2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年

健康保険組合連合会

Copyright(c)2015 KENPOREN. National Federation of Health Insurance Societies. All rights reserved.