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健保ニュース 2023年11月上旬号

マイナ保険証活用でクリニック視察
武見厚労相 事務負担軽減等メリットPR

武見敬三厚生労働相は10月19日、マイナンバーカードを健康保険証として積極的に利用している東京都千代田区の「お茶の水・井上眼科クリニック」を視察し、簡便な情報の確認や事務負担の軽減など、マイナ保険証の利用による様々なメリットをアピールした。

武見厚労相による健康保険証としてのマイナンバーカードの活用事例の視察は、今回が初めて。

直近の8月でマイナ保険証を1220件利用しているお茶の水・井上眼科クリニックの視察では、武見厚労相自身がマイナ保険証を利用し、実際に受付から診療までの流れを体験するとともに、患者がマイナ保険証を利用している事例を見学。その後、現場で働く職員とマイナ保険証の活用についての意見交換を行った。

視察終了後に記者会見した武見厚労相は、「マイナ保険証を通じて患者情報が自動で共有されるため、登録時に目視確認する項目の減少など、事務負担が確実に軽減している」と言及。合わせて、自身の実体験について、「極めて簡単に自身の必要情報が事務方で確認できており、非常にスムーズに行えた」と振り返り、医療機関側と患者側の双方の視点から、マイナ保険証を利用するメリットをアピールした。

そのうえで、厚労省とデジタル庁が主導する、「マイナ保険証、1度使ってみませんか」キャンペーンの下、1人でも多くの国民にマイナ保険証を利用してもらい、メリットを感じてもらうことが重要との考えを示した。

マイナ保険証の利用に対する国民の理解に向けては、「すべての保険者を通じて情報とマイナンバーの正確な紐付けを点検しており、国民の皆さんの信頼回復に向けた努力を徹底的にしていきたい」と述べた。

さらに、「マイナ保険証は医療DX推進のパスポートであるとともに、その基盤は国民1人ひとりが受ける医療の質を向上し、生涯を通じた自らの健康管理が確実に実施される社会の実現に向けた、最初の一里塚だ」と説明した。

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