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2022年7月上旬号

第8次医療計画等に関する検討会は6月15日、令和6年度からの次期医療計画の策定に向けて外来医療計画の検討に着手した。この日は地域の医療資源がテーマで、次回以降、かかりつけ医機能の強化を含む外来医療の機能分化・連携強化をテーマに議論する。

令和3年社会医療診療行為別統計
1件当たり点数 入院2.0%増、外来0.7%増
歯科と薬局調剤は減少に反転

厚生労働省は6月22日、「令和3年社会医療診療行為別統計」の結果を公表した。NDBに蓄積されている3年6月審査分の医科、歯科、薬局のレセプト全数を集計し、前年と比較したところ、医科診療のレセプト1件当たり点数は入院が前年比2.0%増、入院外が同0.7%増で、いずれも上昇。他方、「2年統計」で同10.7%増の歯科と同9.7%増の薬局調剤は、それぞれ同4.2%減、同6.8%減へと反転した。薬剤種類数に占める後発医薬品の...

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通常国会閉会で岸田首相が会見
出産育児一時金を大幅に増額
「こどもまんなか社会」実現

岸田文雄首相は6月15日の第208回通常国会の閉会に合わせ記者会見し、安心して妊娠、出産できる環境づくりを進めていくため、「私の判断で出産育児一時金を大幅に増額する」と明言した。昨年の出生数は過去最少の81万人となるなか、少子化対策を喫緊の課題に位置づけ、子どもや子育て世代の視点に立った政策を強力に推進し「こどもまんなか社会」を実現しなければ日本の未来を描くことはできないと強調。来年4月のこども家庭庁発足を...

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医療提供体制強化やDX推進など
政府コロナ有識者会議 「報告書」を取りまとめ

政府の新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議(永井良三座長)は6月15日、これまで計5回の議論を踏まえ、次の感染症危機に向けた中長期的な課題を整理した「報告書」を取りまとめた。「報告書」は、次の危機までに行うべき取り組みの実施を確実なものとするため、様々な課題の優先順位、時間軸を含めて整理し、中長期的な具体策を策定する必要性を強調。PDCAサイクルを回して工程管理しながら事前準備を十分行い、感染症...

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第26回参院選公約
与党 全世代型社会保障を構築

第26回参院選(6月22日公示、7月10日投開票)に向けて、与野党の公約が出揃った。自民党は、社会保障分野の公約で、すべての世代が安心できる持続可能な年金・医療・介護などの全世代型社会保障の構築に向け、計画的に取り組みを進めると表明。出産育児一時金の引き上げなど、出産育児支援を推し進め、仕事と子育てを両立できる環境をさらに整備する方針を示した。他方、世界に冠たる国民皆保険を堅持しつつ、生涯を通じた健診...

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6月28日付・厚労省人事異動
事務次官に大島氏を登用
伊原保険局長、榎本医政局長

後藤茂之厚生労働相は6月21日の閣議後記者会見で、28日付などで発令される同省局長級以上の人事異動を明らかにした。厚労事務次官に大島一博氏(政策統括官(総合政策担当))、厚労審議官に小林洋司氏(人材開発統括官)、大臣官房長に山田雅彦氏(雇用環境・均等局長)を登用した。福島靖正医務技官、佐原康之健康局長は留任する。保険局長は伊原和人氏(医政局長(死因究明等推進本部事務局長併任))、医政局長(同)は榎本健...

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第8次医療計画等に関する検討会
外来医療計画の検討に着手

第8次医療計画等に関する検討会(座長・遠藤久夫学習院大学経済学部教授)は6月15日、令和6年度からの次期医療計画の策定に向けて外来医療の提供体制に関し定める外来医療計画の検討に着手した。▽人材配置▽医療機器の効率的な活用─といった地域の医療資源をテーマに議論。次回以降、▽紹介受診重点医療機関の明確化を踏まえた今後の外来医療の提供体制▽外来医療機能の見える化─の外来医療の機能分化・連携強化をテーマとす...

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令和3年度病床機能報告
急性期機能の病床転換は停滞

厚生労働省は「令和3年度病床機能報告」の結果をまとめ、6月16日に開催された「第5回地域医療構想および医師確保計画に関するワーキンググループ」(尾形裕也座長)に提出した。病院と有床診療所は毎年、病棟単位で医療機能の現状と今後の方向について、▽高度急性期機能▽急性期機能▽回復期機能▽慢性期機能─から1つ選択し、都道府県に報告している。救命救急や集中治療などを担う「高度急性期」は15万5243床(全体の13%)...

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2年度健保組合調剤医療費の動向
前年度比3.9%減 7839億円に
1人当たり3万1221円

健保連はこのほど、健保組合における令和2年度の調剤医療費の動向に関する調査分析結果をまとめ公表した。2年度の調剤医療費は対前年度比3.9%減の7839億円で、1人当たりは3万1221円(前年度比3.6%減)だった。本人・家族別にみると、本人が3万1952円(同1.5%減)、家族が3万219円(同6.5%減)となっている。調査は、1250組合(本人1451万8174人、家族1058万9790人)の調剤の電算処理レセプトデータから、調剤医療費の動向と後発医薬品の使用状...

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リフィル処方せんの解説
健保連ホームページで公開

健保連は6月23日、今年4月から導入されたリフィル処方せんについて、一般向けに分かりやすく解説した内容を健保連ホームページで公開した。リフィル処方せんとは、一定期間内に反復使用できる処方せんのこと。これまでは医師が決めた日数分の薬をもらえたが、リフィル処方せんは、病状が安定し、通院を一定期間控えても大丈夫と医師が判断した場合、定められた期間内・回数内であれば同じ処方せんを使って、医師の診療なしで繰り...

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