かしこい患者になろう〜患者の悩み相談室〜 By COML vol.42

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ「COML(コムル)」が、読者からの電話医療相談に丁寧に答えていきます。

【相談担当】
NPO法人ささえあい医療人権センター
COML(コムル) 山口 育子

手術後も痛みが続き不安

相 談私(57歳・女性)は2カ月前に坂道で転び、痛みで起き上がることができませんでした。通りかかった人が救急車を呼んでくれて病院に運ばれ、検査の結果、大腿骨(だいたいこつ)を骨折していることが分かりました。そこで、そのまま入院して手術を受け、金属で固定する処置を受けたのです。医師からは「手術はうまくいきました」と説明を受けていました。

入院中にリハビリが始まったのですが、すぐには骨折した方の右足は地面につけないようにと言われました。その後、退院して受けるようになったリハビリでは右足も地面につけるように言われたのですが、激痛でとても右足を着地させることができなかったのです。

週に一度、リハビリに通っているのですが、いまだに痛くて普通に歩けません。診察のとき医師にそれを伝えると、「金属に当たっているのかもしれない。取り除く手術をしますか?」といとも簡単に言われました。実は手術のとき下半身麻酔だったので医師の声が丸聞こえだったのですが、「これでいいのかな?」と誰かに確認しながらの手術で不安を覚えました。それだけに、担当医が信用できなくなっているのです。リハビリをした翌日には痛みがひどくなりますし、こんなに長く痛みが続くことも疑問です。この段階で別の病院で診てもらうことは可能なのでしょうか。

回 答山口育子(COML)

確かに骨折して手術を受けて2カ月も経っているのに、足を着地すると激痛で歩けないというのは異常な感じがします。医師から金属を取り除く手術を勧められたようですが、金属は固定するために装着したということですから、現段階で取り除くとどうなるのかをまず確認したほうがいいと思います。それに、リハビリの翌日は痛みがひどくなるということも、伝える必要があるでしょう。

そのような確認をし、説明を求めた上で、納得や安心できる回答が得られない場合は、別の医療機関で診てもらうしかないと思います。現在どのような状態になっているのか、痛みの原因は何だと考えられるのかを確認し、どのような治療方法が考えられるのか意見を求め、痛みの解消に向けて治療を受けることが必要です。

認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)

「かしこい患者になりましょう」を合言葉に、患者中心の開かれた医療の実現を目指す市民グループ

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