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健保ニュース 2021年10月中旬号

厚労省メディアス・3年度5月
概算医療費 前年同月比で11.5%増
4~5月は11.0%増に

厚生労働省の「最近の医療費の動向(メディアス)」令和3年度4~5月号によると、5月の概算医療費は前年同月比で11.5%増加し、4月の同10.6%増から上昇幅は拡大した。休日数などの違いによる影響を補正すると4月は同10.2%増、5月は同11.5%増となる。

また、4月から5月の2か月分の概算医療費は前年同期比11.0%増加した。補正後でも同10.8%増加しており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い減少した前年の反動から増加に転じている。

3年の概算医療費をみると、1月(前年同月比4.7%減)、2月(同4.4%減)はマイナスの伸び率となったが、新型コロナウイルス感染症の影響で2年の医療費が1.2%減少した3月は同5.5%増へ5か月ぶりにプラスの伸び率に反転。

2年の医療費が同8.8%減の4月と同11.9%減の5月は二桁を超える伸び率となった。
 制度別に5月の概算医療費をみると、被用者保険は本人同16.3%増、家族同24.0%増の全体で同19.5%増加し、家族の増加幅が大きい。国民健康保険は同12.0%増、75歳以上の後期高齢者も同7.8%増といずれも増加した。未就学者は同49.9%増と5割近く上昇。前年の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う患者の受診控えの反動が顕著に現れた。

1人当たり医療費は同12.0%増で、被用者保険が同19.5%増、国保が同13.7%増、後期高齢者が同7.8%増となっている。

診療種類別概算医療費は、医科入院が同9.1%増、医科入院外が同16.1%増だった。歯科は同21.8%増、調剤は同5.3%増で、いずれもプラスの伸び率となった。

医科入院は1日当たり医療費が同7.2%増で受診延日数が同1.4%増、医科入院外は1日当たり医療費が同0.9%増で受診延日数が同15.1%増、歯科は1日当たり医療費が同2.7%増で受診延日数が同18.6%増、調剤は処方箋当たり医療費が同6.7%減で処方箋枚数が同12.9%増。調剤の処方箋当たり医療費のみ減少した。

一方、4~5月の2か月分の概算医療費をみると、被用者保険は本人同15.7%増、家族同23.2%増の全体で同18.7%増。国保は同10.9%増、後期高齢者は同7.7%増だった。未就学者は同46.3%増と大きく上昇した。

1人当たり医療費は同11.5%増で、被用者保険が同18.7%増、国保が同12.5%増、後期高齢者が同7.7%増となっている。

診療種類別概算医療費は、医科入院の同8.0%増に対し、医科入院外は同17.3%増と大きく増加。歯科は同23.6%増、調剤は同2.7%増となる。

医科入院は1日当たり医療費が同6.6%増で受診延日数が同1.0%増、医科入院外は1日当たり医療費が同0.8%増で受診延日数が同16.3%増、歯科は1日当たり医療費が同2.3%増で受診延日数が同20.8%増、調剤は処方箋当たり医療費が同8.9%減で処方箋枚数が同12.8%増だった。

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