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健保ニュース 2020年7月下旬号

厚労省メディアス
4~2月 概算医療費は2.7%増
10月以降の伸び率は鈍化

厚生労働省の「最近の医療費の動向(メディアス)」令和元年度1~2月号によると、概算医療費の伸び率は1月が前年同月比1.2%増、2月が同2.7%増で、休日数などの違いによる影響を補正すると1月が同1.2%増、2月が同2.8%増となることが明らかになった。

4月から2月までの概算医療費は同2.7%増、補正後が同3.4%増と高い水準にあるが、4月から9月の同3.3%増(補正後4.4%増)に対して、10月から2月は同2.0%増(補正後2.2%増)の伸び率へと鈍化する。

令和元年10月からは、消費増税に伴う臨時診療報酬改定が行われており、医療費全体でマイナス0.07%(本体プラス0.41%、薬価マイナス0.51%、材料価格プラス0.03%)の改定率が、一定程度、医療費の伸びに影響を与えていると見込まれる。

制度別に4~2月の概算医療費をみると、加入者が増えている被用者保険は、本人同4.9%増、家族同1.1%増の全体で同3.8%増となる一方、加入者が減っている国民健康保険は同0.6%減少。75歳以上の後期高齢者は同4.2%増で推移した。

1人当たり医療費(4~2月)は同2.9%増で、被用者保険が同3.4%増、国保が同3.2%増、後期高齢者が同1.5%増となっている。

診療種類別概算医療費(4~2月)は、医科入院が同2.2%増、医科入院外が同2.6%増、歯科が同2.4%増、調剤が同3.9%増だった。

医科入院は1日当たり医療費が同2.1%増で受診延日数が同0.0%減、医科入院外は1日当たり医療費が同3.2%増で受診延日数が同0.5%減、歯科は1日当たり医療費が同1.6%増で受診延日数が0.8%増、調剤は処方箋当たり医療費が同3.1%増で処方箋枚数が同0.9%増となっており、歯科と調剤で延患者数が増えた。

調剤医療費について、令和元年10月の消費増税改定前後を比較すると、伸び率は4~9月の同5.5%増(補正後同7.1%増)から10~2月の同2.1%増(補正後同2.7%増)へと大きく鈍化しており、マイナス0.51%の薬価改定が調剤医療費の7割超を占める薬剤費の伸びに影響を与えたことが想定される。

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