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健保ニュース 2020年2月下旬号

令和元年度体力つくり優秀組織表彰
関東IT健保が文部科学大臣賞
ホトニクス健保が国民会議議長賞

地域や職場における保健・栄養の改善およびスポーツ・レクリエーションの普及活動(体力つくり運動)を推進し、顕著な業績をあげている組織を顕彰する「令和元年度体力つくり優秀組織表彰」(主催・文部科学省)の表彰式が7日、島根県松江市で開催され、関東ITソフトウェア健康保険組合(東尾公彦理事長・東京都)が「文部科学大臣賞」、ホトニクス・グループ健康保険組合(吉田堅司理事長・静岡県)が「体力つくり国民会議議長賞」をそれぞれ受賞した。

同表彰は、昭和39年の「国民の健康・体力増強対策について」の閣議決定にもとづいて、翌40年に結成された「体力つくり国民会議」(現在、8府省、213団体で構成)を中心に体力つくり運動の普及・充実を目的に実施されるもので、昭和43年に地域組織を対象にスタートし、昭和60年から職域組織も対象となった。

文部科学大臣賞を受賞した関東ITソフトウェア健保組合は、平成26年度の体力つくり国民会議議長賞受賞を経てのステップアップ受賞となった。同健保組合は、健康増進と疾病予防を両軸とし、「歩くことが健康を守る大事な一歩である」という理念のもと、健歩大会やウォーキング大会、ハイキング大会などを展開し、年間を通じて歩くことの重要性を意識づける事業に力を入れている。なかでも、健歩大会は参加者が10万人を超える一大事業となっている。

また、保養施設を活用した「宿泊型健康増進セミナー」を実施。レクリエーションを取り入れた、家族で参加しやすい多様な体力つくり事業を提供している。

疾病予防事業では、BMIが25以上の加入者を対象に「Web活用型ダイエットプログラム」、生活習慣病リスク保有者に対する改善プログラムなど、リスクアプローチ事業を積極的に行っている。

そのほか、事業主とのコラボヘルスを見据えた事業の推進等が総合的に評価されての受賞となった。

体力つくり国民会議議長賞を受賞したホトニクス・グループ健保組合は、「疾病保険ではなく、真の健康保険を目指す」という設立理念のもと、健保組合と事業所が一体となって、各種健診事業やデータヘルス計画にもとづく重症化予防対策など、疾病予防に重点を置いた幅広い保健事業を展開してきた。

基幹事業は30年以上実施している「体力測定」で、毎年80%を超える高い参加率を誇っている。健保組合の職員と、健康運動指導士が全事業所を訪問し、メディカルチェックや各種体力測定を就業時間中に実施し、「自身の健康管理も仕事のひとつ」という風土を定着させた。

さらに、食事と運動の両面からライフスタイル改善策を学べる「ボディデザインスクール」や、月20万歩を目標に歩数を競う「Webウォーキング」等の家族参加型事業のほか、インセンティブを取り入れた事業など、加入者の健康づくりを多岐にわたり支援している点が評価された。

表彰式は、スポーツ庁などが主催する「生涯スポーツ体力つくり・全国会議2020」のオープニングセレモニーの一環として行われ、全国から地方公共団体、スポーツ・レクリエーション団体、各種産業界等の関係者が参集したなか、文部科学大臣賞受賞4組織、体力つくり国民会議議長賞受賞6組織が登壇。表彰状並びに記念品が授与された。

鈴木スポーツ庁長官(中央)と関東IT ソフトウェア健保の東尾理事長(左)、
ホトニクス・グループ健保の仲瀬常務理事(右)

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