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健保ニュース 2020年1月新年号

大塚会長が中間報告等にコメント
高齢者医療見直しに一定の評価
診療報酬改定率は「誠に遺憾」

健保連の大塚陸毅会長は12月19日、政府の全世代型社会保障検討会議の中間報告と令和2年度診療報酬改定率の決定を受けて、コメントを発出した。

中間報告で一定所得以上の後期高齢者の医療費自己負担を2割とすることが示されたことに対し、健保連として原則2割を主張していることを踏まえ、「今回、2割負担導入の方向性を打ち出したことは評価できる」とした。2割該当者の対象範囲など具体案の詰めに向けた今後の改革論議を注視する姿勢を示し、「現役世代の負担軽減につながるよう引き続き求めていく」と決意を新たにした。

紹介状なしの外来受診時定額負担を拡大することについても、外来機能の明確化や公的医療保険の負担軽減を図る観点から評価した。

短時間労働者の被用者保険適用拡大では、「健保組合への財政影響を踏まえて、十分な財政支援策を講ずるべきである」と主張した。

そのうえで、検討会議の最終報告と「骨太方針2020」に向けて、健保組合の将来展望が見出せるよう、世代間のアンバランス是正や保険給付範囲の見直しなど改革の方向性を示す必要性を指摘。健保連の決意として、「引き続き関係各方面の理解を求め、改革実現に向けた活動を継続していく」と表明した。

令和2年度診療報酬改定率については、健保連の主張に反して、薬価等改定分(マイナス1.01%)が国民に還元されずに診療報酬本体に充当されたと総括し、「誠に遺憾である」とした。

「全世代型社会保障検討会議」 中間報告等について 健康保険組合連合会大塚陸毅会長コメントは下記PDF参照

「全世代型社会保障検討会議」中間報告等について(大塚陸毅会長コメント)(PDF)

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