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2024年5月下旬号

自民党の「国民皆保険を守る国会議員連盟」は13日、参議院議員会館で第8回総会を開いた。今夏の「骨太の方針2024」と「令和7年度政府予算概算要求」に向けた健保組合・健保連の重点要望を聴取。これを踏まえた「要望」をとりまとめた。

骨太方針や予算概算要求に反映
健保組合への支援を拡充・強化
自民党皆保険議連 「要望書」近く政府に申し入れ

自民党の「国民皆保険を守る国会議員連盟」(鈴木俊一会長)は13日、参議院議員会館で第8回総会を開き、今夏の「骨太の方針2024」と「令和7年度政府予算概算要求」に向けた健保組合・健保連の重点要望を聴取。これを踏まえた「要望」をとりまとめた。近く政府に申し入れる方針だ。総会に出席した佐野雅宏会長代理は、全世代型社会保障をさらに進めるため、「現役世代の負担軽減」、「世代間の給付と負担のアンバランス解消...

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公明党合同会議が健保連と意見交換
重点要望の課題に認識共有
谷合会長 骨太方針に最大限反映

公明党は16日、衆議院第二議員会館で健康保険組合議員懇話会(谷合正明会長)・厚生労働部会(伊佐進一部会長)の合同会議を開催し、骨太方針2024および令和7年度予算概算要求に向けて、健保連など健保組合関係者と意見交換を行った。会合に出席した議員は、後期高齢者・現役並み所得者の給付費への公費投入など、健保組合・健保連の重点要望に理解を示し、各課題について認識を共有した。合同会議の冒頭あいさつした公明党...

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出産費用の保険適用へ検討会設置
佐野会長代理 現役世代の負担に配慮を

厚生労働省は、15日に開催された社会保障審議会医療保険部会に、出産費用(正常分娩)の保険適用の導入等について具体的な検討を行うための「妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会」を新たに設置することを報告した。政府が令和5年12月22日に閣議決定した「こども未来戦略」は、「2026年度を目途に、出産費用(正常分娩)の保険適用の導入を含め、出産に関する支援等のさらなる強化について検討を...

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介護保険・第9期事業計画期間
第1号保険料 月額・全国平均6225円
高齢化と報酬改定要因に増加

厚生労働省は14日、令和6~8年度の第9期介護保険事業計画期間に65歳以上の高齢者が負担する介護保険料(第1号保険料)を集計し、全国平均で月額6225円となることを発表した。3~5年度の第8期(6014円)と比べ、211円、3.5%増加。増加した要因について厚労省は、高齢化の進展と6年度の介護報酬改定(プラス1.59%)の影響と説明した。平成12年度の制度開始から25年目を迎え、制度創設時の保険料...

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市場拡大再算定の対応
松本理事 新薬収載機会を最大限活用

中央社会保険医療協議会(小塩隆士会長)は15日、総会を開催し、新規医薬品18成分22品目を5月22日付で薬価収載することを承認した。このうち、①トルカプ錠②エルレフィオ皮下注③ビロイ点滴静注用─が費用対効果評価の対象(H1)に該当した。また、原価計算方式で算定されたビキセオス配合静注用は「有用性加算Ⅰ(45%)」と「市場性加算Ⅰ(10%)」、アキュミン静注は「有用性加算Ⅱ(5%)」、アミヴィッド静...

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附帯意見の検討の進め方を確認
賃上げや医療DX等を検討

中医協は15日の総会で、令和8年度の次期診療報酬改定に向けて、6年度改定の答申書附帯意見に盛り込まれた事項に対する検討の進め方を承認した。この日の会合では、総会や入院・外来医療等に関する調査・評価分科会、診療報酬改定結果検証部会等の各検討の場で6年度改定の影響を検証するとともに、次期改定に向けた調査および必要な検討に着手することを決定した。全般的事項や施策の検証をはじめ、入院時の食費基準の見直しや...

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被用者保険の適用の在り方懇談会
短時間労働者の適用要件を議論

「働き方の多様化を踏まえた被用者保険の適用の在り方に関する懇談会」(座長・菊池馨実早稲田大学理事・法学学術院教授)は14日、短時間労働者に対する適用範囲のあり方をテーマに議論した。厚生労働省は、前回会合までの関係団体へのヒアリングで指摘された、▽働き方・働く場所にかかわらない制度設計の必要性▽適用拡大が労働者の働き方に与える影響▽人手不足により人材確保が喫緊の課題となっている状況▽適用拡大に伴う事...

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令和6年度の後期支援金等決定状況
健保組合 4.8%増の4.9兆円
後期支援金は4.7%増

社会保険診療報酬支払基金(神田裕二理事長)は4月23日、医療保険者に対する令和6年度の①後期高齢者支援金②前期高齢者納付金③介護給付費・地域支援事業支援納付金─の徴収決定に加え、④出産育児交付金の交付決定状況を公表した。  健保組合が6年度に納付する①~③の徴収決定額は合計4兆9157億円で、前年度に比べ4.8%増加した。いずれも、6年度概算額から4年度精算額等を控除または加算して決定額が算出される...

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健康と経営を考える会シンポジウム
新たな保健事業の施策を推進
厚労省・山下保険課長が講演

厚生労働省保険局の山下護保険課長は14日、「健康と経営を考える会」主催のシンポジウムで講演し、新たな保健事業の施策を推進する観点から、加算減算制度のインセンティブ評価の見直しについて言及。特定健診・保健指導にかかる配点を引き下げ、多様な年齢層に向けた健康課題に対する健保組合の取り組みを評価していく方針に転換する意向を表明した。山下保険課長は、「誰から・何のために保険料を徴収しているのかを明確にする...

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