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離れて暮らす親のケア vol.57

NPO法人パオッコ理事長の太田差恵子さんが、親と離れて暮らす子の介護に関する悩みや不安について、事例を交えながら親のケアを考えていきます。

【コラム執筆】
NPO法人パオッコ
~離れて暮らす親のケアを考える会~
理事長 太田差恵子

ホームヘルパーのできることとは?

離れて暮らす親に支援や介護が必要になると、介護保険でホームヘルプサービスを利用することもあります。ホームヘルパーが自宅に来て、「身体介護」や「生活援助」を行うものです。

「身体介護」では、入浴、排せつ、食事の介助など、「生活援助」では、掃除、洗濯、食事の準備などのサポートを受けることができます。

実家で暮らすTさんの母親もホームヘルプサービスを利用しています。父親は元気ですが、母親は介護保険で「要支援2」と認定されています。週に1回、ホームヘルパーが来る日に、ベッドのシーツを洗濯してもらうそうです。ところが、先日、父親が「あのヘルパーはダメだ。僕のシーツを洗濯しないんだ」と怒り心頭で電話をかけてきたとか。しかたなく、Tさんが問い合わせてみたところ、「本人の生活に関わることのみ」サービスの対象だと言われました。1枚洗うのも、2枚洗うのも、大きな手間の差はないように考えがちですが、決まりなのでしかたありません。

話し相手や、ペットの世話、庭掃除なども、本人の生活に関わることとはいえず、対象外です。

親には、ホームヘルパーは、お手伝いさんではないので、何でもかんでもしてくれるわけではないことを理解してもらう必要があります。また、ホームヘルパーが行う仕事の内容は、ケアプランで細かく定められます。要望があるときには、直接ヘルパーに言うのではなく、担当の地域包括支援センターやケアマネジャーに相談しましょう。

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